「100分de名著forユース (3)生きづらさに向き合う ロビンソン「思い出のマーニー」」2024-03-23

2024年3月23日 當山日出夫

100分de名著forユース (3)生きづらさに向き合う ロビンソン「思い出のマーニー」

『思いでのマーニー』は、名前は知っている本であるのだが、読んだことはない。映画も見ていない。

面白かったのは、解説の河合俊雄のことばのいくつか。臨床心理学者として名前は知っている人ではあったのだが、その著作を読んだことはない。

心理学者が、児童文学を読むと、このような理解になるのか、というあたりがとても興味深かった。やはり、人間の心理、発達のプロセス、ということについて、すぐれた児童文学は、ふかくかかわるところがあることを認識させてくれる。

番組では出てこなかったが、今の若い人たち……少年、少女……は、物心ついたときからSNSのある世代である。そこでの成長のあり方とか、人間関係のこととか、いろいろと考えることはあるかと思う。さらに近い将来には、AIが社会の中に入りこんでくるにちがいない。AIは友達になり得るだろうか。そのような時代になって、『思い出のマーニー』はどう読まれていくことになるだろうか。

2024年3月22日記

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