やまもも書斎記

2024年8月27日　當山日出夫

神田伯山のこれがわが社の黒歴史　UHA味覚糖 炎上!ミルクキャンデー悲話

私も、この番組の方が「プロジェクトX」より面白いと思う。きっと同じことを考える人は、多くいるにちがいない。

この回は、めちゃくちゃ面白かった。

私は、ほとんどあめちゃんは食べないけれども、ミルキーは知っている。子どものころには食べたろうか。（しかし、よく不二家も映像資料を放送することを許可したものである。ま、この件について不二家は特に関係者ということではないか。）

「おちちCANDY」のことは知らなかった。まったく記憶にないのだけれども、これを開発したプロセス、まあ、ようするにパクリであるが、が興味深い。パクリというと悪いが、アイデアを真似てよりおいしいものを作ろうとした、ということでは、他の業種の他の企業も同じようなことを考えるのだろう。

「おちち」が登録商標になっていたとは、驚きである。この秩父のお菓子屋さんは、今は、どうなっているのだろうか。

まあ、確かにテレビCMは、その当時の価値観からすると、問題だろう。（でも、まあ、いいじゃないかという気もしないでもないのだけれども。しかし、お菓子のCMとして、味覚にうったえるところがないのが、問題ではある。）CM映像が資料として残っていたことも、貴重である。

もし教訓めいたものを考えてみるとすると、商品開発よりも、商品のネーミング、宣伝のあり方、という方向から知見を得られるかなとは思う。

この商品、一切のCMなしで、再度売り出したら意外と売れるのかもしれない。

2024年8月22日記