ザ・バックヤード「小石川植物園」 ― 2025-06-26
2025年6月26日 當山日出夫
ザ・バックヤード ザ・バックヤード「小石川植物園」
小石川植物園は、少し前に、「ドキュメント72時間」でとりあげていたのを覚えている。ここには、東京に住んでいるとき、行ったことはある。昔は、小石川療養所で、『赤髭』の舞台になったところでもあると思っているが、詳しい沿革は知らない。ともあれ、今は、東京大学の組織の一つである。昔風の言い方をすれば、理学部附属、ということになる。
だから、この植物園が研究施設であることは、当たり前のことである。東京都内の公園ということではない。
ここが財政的にとても苦しい状態にあるというニュースが流れてきたのは、新しいことだと覚えている。建物が老朽化しているし、標本の保存もこの先大丈夫だろうか、という状態らしい。
この番組のなかでは、こういうことは言っていなかったが。(少しぐらい一般の入園料を上げるなり、寄付を集めるなりしていいはずでる。根本的には、日本という国家の学術研究へのとりくみなのであるが。学術会議みたいにあってもなくてもどうでもいいような組織……おそらく日本の大多数の研究者は文系・理系を問わずそう思っているだろう……よりも、小石川植物園の標本を守ることの方が意味があると思う。)
小笠原は、自然としても貴重な地域である。ここは、日本語学の観点からも、とても興味深いところでもある。日本語の中での方言としてのこともあるが、アメリカとのかかわりで、ちょっと言語として特殊なところである。
ともあれ、知的探究心に突き動かされて研究にうちこんでいる姿というのは、いいものだと思う。こういう人たちがいて、また、研究に従事できるところは、無くしてはいけない。
2025年6月20日記
ザ・バックヤード ザ・バックヤード「小石川植物園」
小石川植物園は、少し前に、「ドキュメント72時間」でとりあげていたのを覚えている。ここには、東京に住んでいるとき、行ったことはある。昔は、小石川療養所で、『赤髭』の舞台になったところでもあると思っているが、詳しい沿革は知らない。ともあれ、今は、東京大学の組織の一つである。昔風の言い方をすれば、理学部附属、ということになる。
だから、この植物園が研究施設であることは、当たり前のことである。東京都内の公園ということではない。
ここが財政的にとても苦しい状態にあるというニュースが流れてきたのは、新しいことだと覚えている。建物が老朽化しているし、標本の保存もこの先大丈夫だろうか、という状態らしい。
この番組のなかでは、こういうことは言っていなかったが。(少しぐらい一般の入園料を上げるなり、寄付を集めるなりしていいはずでる。根本的には、日本という国家の学術研究へのとりくみなのであるが。学術会議みたいにあってもなくてもどうでもいいような組織……おそらく日本の大多数の研究者は文系・理系を問わずそう思っているだろう……よりも、小石川植物園の標本を守ることの方が意味があると思う。)
小笠原は、自然としても貴重な地域である。ここは、日本語学の観点からも、とても興味深いところでもある。日本語の中での方言としてのこともあるが、アメリカとのかかわりで、ちょっと言語として特殊なところである。
ともあれ、知的探究心に突き動かされて研究にうちこんでいる姿というのは、いいものだと思う。こういう人たちがいて、また、研究に従事できるところは、無くしてはいけない。
2025年6月20日記
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