ネットへのアクセス制限2009-06-20

2009/06/20 當山日出夫

今年度から、JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の役員。でもって、担当が、どういうわけだか、WEB担当。

まずは、学会のホームページの管理。(こういっちゃあ、みもふたもないが、ひとの書いたCSSにHTMLを解読して、というよりも、自分で作った方がてっとりばやい。しかし、学会ホームページだから、そうもいかない。こまった、のである。)

ただ、ひとつ勉強になったのは、かなりの会社・企業などで、インターネットへのアクセス制限をかけていることが、わかった。JADSの場合、大学などにつとめている、いわゆる研究者よりも、現場の美術館・博物館、図書館、それから、関連の企業などのひとが多い。

そうなると、自分の家からネットにつないでというほど、自由にはいかない。この意味では、大学からのインターネット接続が自由であるか、逆に分かる。会社からはブログも見られません、との声もきいた。

メーリングリストでは、どうしても、タイムラグが生じる。また、添付ファイルで、企画案を考えるような場合、バージョン管理がとても大変。

じゃあ、てっとりばやくとおもって、グーグルグループ。最も制限を厳しい設定で作って、ファイル共有(100メガ)は可能になった。しかし、このとき、グーグルアカウントの取得で、しばらく時間がかかった。

ネットの世界は、意外とアクセスに不自由である、ということを実感しているこのごろである。特に、勤務の職場の状況によって、おおきく違う。だれでも、いつでも、自由に、ということは、ある種の虚構(ウソ)である。少なくとも、「理念」ではあるかもしれないが。

當山日出夫(とうやまひでお)