歴史探偵「消えた原爆ニュース」2023-08-11

2023年8月11日 當山日出夫

歴史探偵 消えた原爆ニュース

見ていて思うところは多くある。

まずは、GHQの占領政策、特にそのなかでも言論統制、検閲ということについてである。これは一般的には知られていることだと思うが、実際にどのように行われていたのか、その実態はあまり広く知られているとはいいがたい。この当時、普通の郵便物などでもGHQによる検閲がおこなわれていた。このあたりのことは、川端康成の小説にも出てきたのを憶えている。

それから、原爆の実態を報じようと思っても、被爆者自身が語りたがらなかったということも、歴史的には重要なことである。番組のなかでも一言だけ言及があった、被爆者に対する差別というのもあった。これらをふくめて、原爆がどのように語られてきたのか、検証の必要があるだろう。

ちょっと気になったのは、京都大学の文書館。原爆展の資料が残っているのはいいとしても、段ボール箱にはいっていた。これは、しかるべく処置して中性紙の紙の箱に保存すべきものだろう。大学の研究環境も厳しいこともわかるが、資料を後世に残すことも大学の役割の一つだろう。なんとなならないものかと思う。

2023年8月10日記

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