フランケンシュタインの誘惑E+「強制終了 人工知能を予言した男」2024-02-18

2024年2月18日 當山日出夫

フランケンシュタインの誘惑E+ 「強制終了 人工知能を予言した男」

二〇一九年の放送の再放送である。

ChatGPTが登場したのが、一昨年、二〇二二年の秋のことだった。その翌年、二〇二三年から、ChatGPTの話題でもちきりになり、本もいくつか出た。その何冊かは買った。今でも、その流れ、生成AIについては議論が続いている。同様の番組を今つくるとなると、違った方向からのものになるかもしれない。

この番組を、今の時点で再放送する意味は確かにあると思う。少なくとも二〇一九年の時点では、AIはさしせまった人類の脅威にはなっていなかった。

なかで、人工知能学会の倫理規定が紹介されていたことは、興味深い。

番組の終わりで、チューリングの予言が紹介されていた。いずれ、AIが人間を凌駕するときがくるだろう。

ところで、私がAIと言って思い浮かべるのは、映画『2001年宇宙の旅』における、HAL9000である。(このあたりは、生まれた年代の差ということなのかもしれないが。)

AIについての議論はこれからも盛んになっていくにちがいない。いや、人間とは何かということを考えるとき、もはやAIのことを抜きにして考えることはできなくなったと言ってもいいだろう。

ところで、この番組で面白かったのは、ドイツの使った暗号機「エニグマ」のこと。これを解読したのが、チューリングということになる。エニグマの仕組みの説明は分かるのだが、エンコードは分かるが、それをデコードする仕組みが、今一つ分からない。このあたりは、私に暗号についての知識が無いからということになるのだが。

知能とは何かを考えるとき、「チューリング・テスト」だけで考えていいのだろうか、ということが課題であるかとも思う。「知能」「知識」「意識」についてどう考えればいいのか、混乱しているが今の時代かもしれない。そうこうしているうちに、シンギュラリティーが現実のものになるかもしれない。

2024年2月16日記

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