みんなのキャンパス私見:学生の知的レベル2009-05-26

2009/05/26 當山日出夫

『ARG』376号で紹介。みんなのキャンパスへの対応。

みんなのキャンパス
http://campus.nikki.ne.jp/

ARG
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090525/1243250432

で、ここからリンクの田中浩朗研究室

http://ohst.jp/tdu/?cat=10

ここに書いてある、

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さて,個々の評価に対するコメントを述べる前に,みんなのキャンパスに書かれている評価全般についてコメントしておきます。現在,そこに書かれている評価の多くは,その科目の単位が楽に取れるか否か(いわゆる「楽勝科目」か否か)という観点を重視したものになっています。つまり,いかに勉強をサボって単位をとり,卒業できるかということに関心を向けたものになっています。ここで,本学の学生の多くがそのような書き込みをすることが世間にどのように映るかをよく考えてみて欲しいと思います(みんなのキャンパスへの書き込みは誰でも見ることができます)。そのような書き込みを見た人は,「東京電機大学の卒業生は,ろくに勉強もせずに卒業した人ばかりなのではないか」と思ってしまうかもしれません。つまり,公開のサイトで楽勝科目情報のやりとりをすることは,自らの大学の価値を下げるような愚かで恥ずかしい行為となってしまうかも知れないのです。

授業の評価は,その授業を受けて良かったかどうか,どこが良かったか,どこが悪かったか,をできるだけ具体的に書くようにしてください。それは,他の学生にとって役に立つだけでなく,教員にとっても役立つ情報となります。また,東京電機大学の学生は熱心に勉強していると世間にも好印象を与えることができるでしょう。

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これには、まったく同感。

そして、みんなのキャンパスで、私の担当(立命館大学、文学部、情報処理入門)を見る。案の定というべきである。楽勝科目として、コメントがついている。だが、このコメントからは、私が、シラバスに書いた次の点が読み取れない。オンラインシラバスに私は次のように書いている。

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〈コンピュータがにがて〉〈タイピングが遅いので不安〉などと思っている学生にこそきてもらいたい。大学での勉強で、ワープロでのレポート作成は必須である。専攻分野によって、必要とれさるコンピュータ技能には違いがあるが、一般的に、どのような分野であっても、それにふさわしい書式で、きちんと形式の整ったレポートを書けるようになっておく必要がある。そのための、基本となる文書作成技能を、実践的に練習を積み重ねることによって身につけるようにしたい。

『ウサギとカメ』の頑張るカメさんを、見捨てるようなことは絶対にしないことを約束する。まじめに各回の課題にとりくんでもらいたい。

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この科目についての担当者(私)の意図は、「カメさん」が対象なのである。大学での勉強のための最低限の、文書作成技能を身につけることが目標。したがって、対象を、「ウサギ」の方にしてより高度なとすれば、「カメ」を見捨てることになる。これは、したくないし、してはならないと考える。ゆえに、過半数の学生にとっては、楽勝科目になってしまう。また、授業の実感としては、カメさんの方が、実は、非常に真面目である。そして、そのための科目は必要である。

私がシラバスに書いたことと、あわせて読めば、私の授業に楽勝科目とコメントを書いた学生は、みずからの知的レベルの低さをしめしたにすぎない。すくなくとも、シラバスを読んでから、コメントを書け。シラバスも、外部から参照可能(公開)なのであるから。

當山日出夫(とうやまひでお)


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