CH78:やっと終わった2008-05-24

2008/05/24 當山日出夫

昨日、CH78(於立命館)。会場設営の準備のために、朝、6時半に家をでる。自動車で行くと、ちょうど、混む時間帯になるかどうかの境目。家を出る時間が10分ちがっても、到着までの時間には、30ぐらいの差が出ることもある。ちょっと早くつきすぎて、8時ごろには、ついてしまって、会場の、アート・リサーチセンターの前で、しばし休息。

研究会の方は、集まった人数という点では、非常に盛況であった、といえる。

今回は、CH研究会の中の一つのセッションが、グローバルCOE(デジタル・ヒューマニティーズ)の特集。この視点からは、「デジタル・ヒューマニティーズ」の理念が、どれほど、参加してくれた人たちに伝わったか……やや、不安な点が残った、というのが、いつわらざる印象。あくまでも全体として、ということであって、個々の研究発表の内容については、また、別の問題である。

この点では、主査・幹事の鈴木さんが、きわめて厳しいコメントを述べた発表もあれば、逆に、とっても良いとコメントしてくれたものもある。これは、これまで、10年以上にわたって、CH研究会はじめ、各種の、人文学研究でのコンピュータ利用をめぐる各種の研究会での蓄積があっての、発言である。このことを、発表した人をはじめ、関係するひとたちが、どのように受け止めたのか……このあたりが、今後の一番の課題であろう。

システムの構築や研究は、未完成であってもよい。ある意味、この世界は、永遠のβ版なのであるから。しかし、その発想の基盤と、目指している理念が何であるかは、はっきり提示しなければならない。

CH研究会は、一日に12件の発表で、ほとんど休憩なし。昼休みは、運営委員会。

ともあれ、トータルで、15分ぐらいの延長で、どうにか終わったのは、よしとすべきであろう。最後のセッションの司会(座長)は、私が担当したが、発表にあたって、時間を守ってくださった、発表者、それから、質疑応答で発言してくださった人たちに、感謝したい。

で、その後は、移動して、ARGの京都オフ会。終わって家に帰ったら、12時をすぎていた。ARGオフ会の件については、あらためて書くことにしたい。

當山日出夫(とうやまひでお)