『おちょやん』あれこれ「兄弟喧嘩」2021-03-14

2021-03-14 當山日出夫(とうやまひでお)

『おちょやん』第14週「兄弟喧嘩」
https://www.nhk.or.jp/ochoyan/story/14/

前回は、
やまもも書斎記 2021年3月7日
『おちょやん』あれこれ「一人やあれへん」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/03/07/9354382

番組のOPを見ていると……この週から、竹井千代から、天海千代に名前がかわった。だが、舞台に女優としてたつときは、もとの竹井千代であるらしい。が、夫の一平は、天海一平のままである。天海に名前がかわっていない。

この週で描いていたのは、千之助のこと。

かつて万太郎と一緒に舞台にたっていたのだが、万太郎に縁を切られてしまう。それ以来、千之助は、万太郎に思うところがあったようだ。鶴亀の会社の方針として、二つの劇団をきそわせて、勝った方をチャップリンに見せる、となった。万太郎と千之助は、勝負をすることになる。

このあたり、喜劇役者の舞台にかける執念のようなものを、哀切をこめて細かに描いていたかと思う。最終的には、万太郎と千之助は、再び仲良くなるという結果ではあった。

劇中劇の「丘の一本杉」は、松竹新喜劇で上演されている演目の一つである。それをたくみに、ドラマのなかにとりこんでいたと感じる。

それにしても、千代のもとに花を届けてくれているのはいったい誰なのだろうか。ひょっとして、このドラマの最後になるところまで、これは謎であるのかとも思うが、どう展開していくことになるだろうか。

次週、また父親のテルヲが登場するようだ。楽しみに見ることにしよう。

2021年3月13日記

追記 2021年3月21日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年3月21日
『おちょやん』あれこれ「うちは幸せになんで」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/03/21/9359042

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