映像の世紀バタフライエフェクト「スターリンとプーチン」2022-05-26

2022年5月26日 當山日出夫(とうやまひでお)

映像の世紀バタフライエフェクト スターリンとプーチン

録画しておいて翌日の朝にゆっくりと見た。

これは、ロシアのウクライナ侵略のことがあってからの編集になるものであろう。前半のスターリンの部分は、多く、これまでの「映像の世紀」シリーズでも目にしてきたことになる。スターリンの独裁とその悲劇。独ソ戦の惨劇。

後半のプーチンの部分については、新しく集めた映像資料によっている。よくこんなものが残っていたなと思ったのは、ソ連の時のKGBの内部の映像。

番組としては、反ロシア、反ソ連、という立場で作ってあった。これは、昨今の情勢を考えると、どうしてもこのような作りになってしまうにはちがいない。ただ、ソ連の時代を礼讃していたということを、バーナード・ショーだけに代表させるのはどうかとも思う。日本においても、ソ連を美化して語ることは実際にあったのを、私は記憶している。

ついでにいうと、トロツキーを英雄的に描きすぎという気もしないではない。レーニンの後の路線をめぐる闘争は、いろいろと評価することができるかと思う。といって、スターリンを評価する側に立ちたいとは思わない。が、「トロツキスト」ということばが、日本でも罵倒のことばとして使われていた時代が、かつての日本でもあったということは、忘れてはならないと思う。

興味深かったのは、ソ連、ロシアの対ドイツ戦勝記念の式典。ソ連崩壊の後、とだえていたのを、復活させたのがプーチンであったということは、重要かもしれない。先日あったのだが、それをめぐる報道において、プーチンがそれを復活させたという経緯にいて触れるものは、私は見ていなかった。

さて、次回は、テレサ・テンのことになるようだ。これも楽しみに見ることにしよう。

2022年5月24日記

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