『鎌倉殿の13人』あれこれ「時を継ぐ者」2022-10-04

2022年10月4日 當山日出夫

『鎌倉殿の13人』第38回「時を継ぐ者」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/38.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年9月27日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「オンベレブンビンバ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/27/9528907

この回でよかったの、りく(宮沢りえ)。りくはりくなりに、鎌倉殿(実朝)のことを思い、時政のことを思い、また、鎌倉の安寧を願っていたということなのだろう。しかし、それは、義時の立場と相容れるものではなかった。どうしても、対立抗争ということになってしまう。

都の女としての矜恃と、鎌倉を思う気持ちと、その葛藤を見事に演じていたと感じる。

それから、見どころと思ったのが、トウと三浦義村の対決シーン。トウは、フィクションの人物なのであるが、以前の善児の使い方といい、このドラマでは、刺客として、重要なところに登場している。

まあ、この場合は、三浦に止められたという形にはなった。しかし、重要なことは、トウにりくを殺すように命じたのが、義時であることだろう。執権として政治の頂点にたつことになる義時の、権力者としての冷酷な判断である。

最後に登場していたのが、後鳥羽上皇。これから起こることになる承久の乱の伏線として、後鳥羽上皇の義時への憎しみということになる。

さて、このドラマ、次週はちょっと休みになる。これか続くのが、実朝暗殺から承久の乱ということになるはずである。どのように描くことになるのか、今後の展開を楽しみに見ることにしよう。

2022年10月3日記

追記 2022年10月18日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年10月18日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「穏やかな一日」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/18/9534132

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