「持続可能なカシミヤ・ビジネス 〜モンゴル〜」 ― 2024-10-15
2024年10月15日 當山日出夫
Asia Insight 持続可能なカシミヤ・ビジネス 〜モンゴル〜
カシミヤというのが、カシミヤヤギの産毛がら作るものだということを、始めて知ったというのが、本当のところである。
モンゴルというと一面の草原というイメージが強かったのだが、このごろでは砂漠化がすすんでいる。その一因が、カシミヤヤギの放牧である。カシミヤヤギは草の根まで食べてしまうので、草原がたもてない。モンゴルでは、カシミヤヤギの飼育が急増している。
取ったカシミヤの原毛は、そのほとんどを中国に輸出することになるらしい。モンゴル国内で、それを加工して付加価値の高い製品にすることは、ほとんどなかった。それを、環境に配慮して、持続可能なビジネスとして、定着させようというSFAという組織のこころみである。
なるほど、こういう人が、こういう仕事をしているのか、と興味深く思ってみた。特に重要だと思ったのは、環境に配慮するといっても、いきなり今の飼育方法を否定するのではなく、それを尊重しながらも、改善の提案をしていく姿勢である。
モンゴルでは、ウランバートルなどの都市部に定住する人が増えている一方で、まだ草原にゲルを建てて遊牧民としての生活を送っている人たちもいる。その人たちが、カシミヤヤギをそだてている。
ところで、一番気になったこととしては、今ではカシミヤヤギの飼料を購入しなければならなくなっているということなのだが、その飼料は、どこからやってきているのだろうか。飼料用のトウモロコシなどはどこの国からのものなのだろうか。
2024年10月10日記
Asia Insight 持続可能なカシミヤ・ビジネス 〜モンゴル〜
カシミヤというのが、カシミヤヤギの産毛がら作るものだということを、始めて知ったというのが、本当のところである。
モンゴルというと一面の草原というイメージが強かったのだが、このごろでは砂漠化がすすんでいる。その一因が、カシミヤヤギの放牧である。カシミヤヤギは草の根まで食べてしまうので、草原がたもてない。モンゴルでは、カシミヤヤギの飼育が急増している。
取ったカシミヤの原毛は、そのほとんどを中国に輸出することになるらしい。モンゴル国内で、それを加工して付加価値の高い製品にすることは、ほとんどなかった。それを、環境に配慮して、持続可能なビジネスとして、定着させようというSFAという組織のこころみである。
なるほど、こういう人が、こういう仕事をしているのか、と興味深く思ってみた。特に重要だと思ったのは、環境に配慮するといっても、いきなり今の飼育方法を否定するのではなく、それを尊重しながらも、改善の提案をしていく姿勢である。
モンゴルでは、ウランバートルなどの都市部に定住する人が増えている一方で、まだ草原にゲルを建てて遊牧民としての生活を送っている人たちもいる。その人たちが、カシミヤヤギをそだてている。
ところで、一番気になったこととしては、今ではカシミヤヤギの飼料を購入しなければならなくなっているということなのだが、その飼料は、どこからやってきているのだろうか。飼料用のトウモロコシなどはどこの国からのものなのだろうか。
2024年10月10日記
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