『カムカムエヴリバディ』あれこれ「最終週」2022-04-10

2022年4月10日 當山日出夫(とうやまひでお)

『カムカムエヴリバディ』最終週
https://www.nhk.or.jp/comecome/story/details/story_details_23.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年4月3日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第22週」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/04/03/9478237

一〇〇年の物語が終わった。おそらく、三世代にわたり、一〇〇年の期間を描ききったということは、これまでの朝ドラの中で最長かもしれない。

まさに、一〇〇年にわたる、ラジオの物語であり、あんこの物語であり、英語の物語であり、時代劇の物語だあり、そして、ジャズの物語でもあった。一九二五年から、二〇二五年まで。昭和戦前からの、日本の近現代という時代を描いたことになる。

最後まで見て思うことはいろいあろある。一つだけ書いておくならば、最後の最後になって、この物語は、ひなたの英語講座のテキストであった……A long time ago からはじまる、長大な自分の家族の三代の物語が、メタレベルのフィクションとして語られた……うがってみるならば、このようにもとれる結末であった。

終わりになって、これまでに登場した人物のその後が描かれていて、それなりに結末がついていたのだが、一つ気になったのは、るいが大阪のクリーニング店で働いていたときに出会った弁護士の青年のその後が、わからないことである。

また、このドラマの音楽もよかった。渡辺貞夫、北村英治というそうそうたるメンバーであった。

たしかにこのドラマは、朝ドラのなかで傑作といっていい。

さて、次週からは、『ちむどんどん』である。沖縄が舞台のドラマになる。どのような沖縄を描くことになるのか。楽しみに見ることにしよう。

2022年4月9日記

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