ステータス「チキンカップ」2025-04-22

2025年4月22日 當山日出夫

再放送である。最初は、2024年3月30日。HDに録画してあったので見た。

いろいろと面白い。

まず、その美術的、芸術的な価値だけではなく、歴史的価値、さらには、国家の威信をかけた価値というものがある、ということは、そうであると思う。

中国の景徳鎮の陶磁器の研究所で、破片を大量にコレクションしてあることは、とても意味のあることだろう。破片からでも、いや、破片だからこそ断面が見えるので、その作品の分析が細かに可能になるはずであり、それを蓄積してデータベース化することの、意義は大きい。

また、景徳鎮の陶磁器のマーケットの様子が興味深い。破片を地面の上にずらりと並べて売っている。なかに本物があるらしいのだが、骨董に趣味のある人にとっては、魅力的なのだろう。

それから、チキンカップを落札した中国のお金持ちの男性。おそらく今の中国には、このように一代で富を築いた、とてつもないお金持ちがたくさんいるのだろうと思う。美術品をコレクションして、美術館を作って展示しているというのは、たぶん、そういう人たちのなかでも、善良なというべきだろうか。なかには、もうけたお金を、ろくでもないことに使っている人もいるかとも思うが。(これは、邪推かなとは思うけれど)。

しかし、中国経済の先行きが不透明になってきて、新興の富裕層のこれからはいったいどうなるだろうか。海外に逃げ出すとしても、チキンカップを国外に持って出ることは可能だろうか。

それから、どうでもいいことだが、スタジオでアンミカが、偽物とはいえ陶磁器を手に取るとき、指輪をしたままだった。これは、外すのがマナーでると、私は見て感じるところである。

2025年4月18日記

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