『鎌倉殿の13人』あれこれ「名刀の主」2022-07-26

2022年7月26日 當山日出夫

『鎌倉殿の13人』第28回「名刀の主」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/28.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年7月19日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「鎌倉殿と十三人」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/19/9510338

さて、この権力闘争のなかで一番の策士というと、義時ということになるのだろうか。義時は、梶原を陥れたのだろうか、それとも、最期の道を作ってやったことになるのだろうか。

実際の史実のうえで、十三人合議体制がどのようであったのかということもあるだろうが、このドラマとしては、実際に十三人が集まって話しをするところからスタートしていた。もちろん、うまくことがはこぶはずもない。鎌倉御家人どうしの内紛と粛正のドラマのはじまりになる。

まず、この回で姿を消すことになったのが、梶原景時。忠義一徹の鎌倉武将というイメージである。しかし、だからこそ、新しい鎌倉殿にそのまま仕えるということにはならない。

ドラマの本筋とは関係ないところかもしれないが、興味深かったのは善児のこと。鎌倉を去ることになった梶原は、善児を義時のもとに残していく。さて、これから、この善児が、どこでどのような働きをすることになるのか。

このドラマは、鎌倉幕府の草創期という設定をかりての、権力ドラマであると思って見ている。ここにいたるまで義時が政治の表舞台に出ることはないのだが、しかし、義時は、鎌倉幕府と北条の権力基盤ということに、もっとも神経をとがらせている人物であると見える、そのように描いてある。

次週以降、比企もかかわってのドラマとして展開するようだ。楽しみに見ることにしよう。

2022年7月25日記

追記 2022年8月2日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年8月2日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「ままならぬ玉」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/08/02/9514224

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