「ジュラシック・キャッシュ“恐竜化石オークション”の舞台裏」2023-12-30

2023年12月30日 當山日出夫

BS世界のドキュメンタリー ジュラシック・キャッシュ“恐竜化石オークション”の舞台裏

二〇二二年、フランスの制作。

トリケラトプス「ビッグ・ジョン」の化石が、八億八千万円。途方もない金額である。

恐竜の化石がオークションにかけられて市場に流通する。そして、それを買うコレクターがいる。また、恐竜の化石の発掘を仕事とする専門の業者がいる。まさに、今の資本主義社会ならではの現象なのだろうが、いろいろと考えるところはある。

そもそも、発掘された恐竜の化石の所有権はどうなっているのかというあたりが気になるところではある。個人の所有の土地なのか、公的な土地なのかでも違うのかもしれない。アメリカで発掘されたということだが、このところの法律的な説明はなかった。

このような化石の市場が存在する一方で、恐竜についての科学、古生物学の研究もある。研究者にとっては、恐竜の化石オークションなどは、忌まわしいものであることになる。

気前のいいコレクターなら、手に入れた化石を博物館などに寄贈するということもある。だが、そのようなコレクターばかりではない。個人でそれを独占的に所有したという人もいる。

一般に、芸術品の個人所有があり得ることならば、恐竜の化石の個人所有もあっていいことになる。番組でも言っていたが、これを禁止すれば、闇市場に流れるだけのことである。

日本の科学番組などでは、恐竜については、基本的に科学の視点から語られることがほとんどである。これはこれでいいとして、現実に世界では、恐竜の化石の市場が形成されていることは、重要かもしれない。(規模は異なるが、日本でも昆虫の標本なども一般に売られている。)

ところで、トリケラトプスの化石のオークションに興味を示したなかに、日本の名前も出てきていた。どこかの博物館なのだろうか。あるいは、お金持ちなのだろうか。これも気になったところである。

恐竜の化石の発掘は、世界の各地で行われている。国によって、発掘した化石の所有権についての法的規定は異なっているだろうと思うのだが、このあたりの事情と、科学としての古生物学のかかわりはどうなっているのか、これも気になるところである。

日本の博物館でも恐竜の化石が展示されている。日本ではどういう状況にあるのだろうか。自前で発掘したものであれ、寄贈であれ、購入であれ、秘密にすることではないと思うが、どうだろうか。

2023年12月28日記

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの名称の平仮名4文字を記入してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2023/12/30/9646877/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。