『おかえりモネ』あれこれ「雨のち旅立ち」2021-07-18

2021-07-18 當山日出夫(とうやまひでお)

『おかえりモネ』第9週「雨のち旅立ち」
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_09.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年7月11日
『おかえりモネ』あれこれ「それでも海は」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/07/11/9396852

この週で、前半の登米、気仙沼編はおわりということになるようだ。

見どころかと思うのは、次の二点。

第一には、百音の震災への思い。

震災のあったとき、百音は島にいなかった。高校の合格発表で仙台に行っていた。それはそれで苦労があったろうとは思うが、しかし、故郷の気仙沼をおそった津波は体験していない。それが、百音にとって、重荷になっている。妹の未知とも、すれちがってしまったようである。

その思いが、最終的には、百音を気象予報士へと向かわせることになる。誰かの役にたちたいと強く願うようになる。

第二には、百音の周囲の人びと。

気象予報士試験に合格したことを、サヤカさんに言い出せないでいる。素直に喜びの気持ちを表現できない。が、それも、ヒバの木を切って、未來への希望が見えてきたところで、ふっきれたものがあったようである。

また、亀島の家族も、百音のことを思っている。気持ちよく、東京に行くことを許してくれる。森林組合の人びと、それから、菅波医師も、百音を送り出してくれている。

以上の二点が、この週を見ていて思ったところなどである。

次週から、東京編ということになるが、無事に気象予報士の仕事ができることになるのだろうか。そして、サメのぬいぐるみも登場するようだ。楽しみに見ることにしよう。

2021年7月17日記

追記 2021年7月25日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年7月25日
『おかえりモネ』あれこれ「気象予報は誰のため?」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/07/25/9401361