100分de名著「フロイト“夢判断” (2)夢形成のメカニズム」 ― 2024-04-12
2024年4月12日 當山日出夫
100分de名著 フロイト“夢判断” (2)夢形成のメカニズム
なぜ夢を見るのかということも興味があるが、それよりも、なぜ夢は憶えていないのだろうか、ということも非常に関心がある。
私は、夢は見るけれども、後まで憶えているということはない。起きてすぐに忘れてしまっている。憶えておこうと思っていても、忘れている。これは、なぜだろうか。単なる記憶力の問題ではないはずである。夢に見た内容だからこそ、記憶しないでおこうというメカニズムがどこかで働いているのかもしれない。
たぶん、夢というものの本質は、それを長く記憶にとどめないということと無関係ではないはずである。このあたりのいきさつについて、フロイトがどう考えていたのか、また、現代の精神医学などの分野ではどう考えられているのか、もうすこし掘り下げて解説してくれるところがあってもよかったかと思う。
それから精神分析の限界、という問題。これは、現代社会においては重要な課題であるにちがいない。無意識というものがあるとしても、それはどこまで解明可能なのだろうか。また、人間というものは、無意識の世界から独立して、完全に自己決定の意志を持てるものなのか、というあたりもさらなる論点になるところだろう。
2024年4月9日記
100分de名著 フロイト“夢判断” (2)夢形成のメカニズム
なぜ夢を見るのかということも興味があるが、それよりも、なぜ夢は憶えていないのだろうか、ということも非常に関心がある。
私は、夢は見るけれども、後まで憶えているということはない。起きてすぐに忘れてしまっている。憶えておこうと思っていても、忘れている。これは、なぜだろうか。単なる記憶力の問題ではないはずである。夢に見た内容だからこそ、記憶しないでおこうというメカニズムがどこかで働いているのかもしれない。
たぶん、夢というものの本質は、それを長く記憶にとどめないということと無関係ではないはずである。このあたりのいきさつについて、フロイトがどう考えていたのか、また、現代の精神医学などの分野ではどう考えられているのか、もうすこし掘り下げて解説してくれるところがあってもよかったかと思う。
それから精神分析の限界、という問題。これは、現代社会においては重要な課題であるにちがいない。無意識というものがあるとしても、それはどこまで解明可能なのだろうか。また、人間というものは、無意識の世界から独立して、完全に自己決定の意志を持てるものなのか、というあたりもさらなる論点になるところだろう。
2024年4月9日記
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