ニシキギ2019-11-20

2019-11-20 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日なので花の写真。今日は、花ではなく実である。ニシキギの実を写してみた。

前回は、
やまもも書斎記 2019年11月13日
ホトトギス
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/11/13/9176208

このニシキギは以前も写している。

やまもも書斎記 2017年11月15日
ニシキギ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/11/15/8727789

図鑑などを見ると、ニシキギと、コマユミは、よく似ているようだ。違いは、ニシキギの方には、枝に板状の突起「翼」があることで見分ける。

『言海』には、「にしきぎ」の項目はあるが、この木のことではない。ただ、「まゆみ」の項目のなかに、「錦木」への言及がある。

ちなみに、その箇所をみておく。

まゆみ 檀 名 〔眞弓ノ義、材、弓ニ作ルニ良シ、因テ檀弓(マユミ)ナドトモ記ス〕 灌木、高サ丈許、枝葉對生ス、葉ノ長サ一寸許、橢ニシテ尖リ、細鋸齒アリ、春、小枝ヲ分チ、四瓣ノ淡綠花ヲ開ク、大サ三分許、實、平タクシテ尖リ、長サ二分餘、秋、熟シテ微紅ナリ、自ラ裂ケテ、紅肉ヲ現ハス、肉中ニ一白子アリ、冬ノ初ニ、葉、紅又ハ紫ニ染ミテ美シ、因テ、東國ニテハ錦木ノ名アリ。

手元の簡便な図鑑では、秋に赤く紅葉したときの様子を愛でる木として載っているのだが、我が家のものは、葉がきれいに色づくことはない。そのかわり、小さいきれいな赤い実がみえる。先月のうちは、朝起きてこの木の実を写真にとっていた。今年は、数がそう多くなかったが、しかし、秋の朝、赤い小さな実が実っているのを、写真に撮るのは、これはこれで一つの楽しみであった。

初夏のころ、この木には、小さな花が咲くのが観察できる。来年以降も、この木のことを見ていきたいと思っている。

ニシキギ

ニシキギ

ニシキギ

ニシキギ

ニシキギ

ニシキギ

Nikon D500
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

追記 2019-11-27
この続きは、
やまもも書斎記 2019年11月27日
アラカシ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/11/27/9181787