『らんまん』あれこれ「ヤマトグサ」 ― 2023-07-16
2023年7月16日 當山日出夫
『らんまん』第15週「ヤマトグサ」
植物学者としての万太郎の活躍が始まる。
図鑑をつくりたい。その前に、図譜を刊行しようとする。石版印刷機を買うことにする。このあたり、史実としてはどうだったろうか。たしかに図譜の刊行はしているのだが。
それよりも、万太郎は、新種を発見することになる。和名をヤマトグサと名付ける。ここのところは、牧野富太郎の事跡を辿っているところになる。
この週でみどころは、やはり万太郎の植物への愛情だろう。万太郎は植物が好きである。そして、植物学の知識も身につけている。
学者、研究者として仕事をしているからといって、かならずしも、その研究対象が好きであるとは限らない。いや、研究者としては、研究対象が好きかどうかよりも、研究の方法、思考法にひかれているというところがある。学問的思考ができるかどうか、である。(まあ、研究者といってもいろいろだし、分野によっても異なるであろうが。)
ともあれ、日本で最初の新種発見を、日本の学術雑誌に発表するというのは、この当時としては快挙である。
しかし、田邊教授の方は、運が悪いというべきだろうか。特に研究者としての資質に欠けるということではないだろう。どの分野でも、めぐりあわせ、運の善し悪しということはつきものである。
明治のはじめのころの、日本における学問の草創期のあれやこれやを、朝ドラの枠内で、きちんと描いていると思って見ている。
次週も、植物学者としての万太郎の仕事ぶりが描かれるようだ。楽しみに見ることにしよう。
2023年7月15日記
『らんまん』第15週「ヤマトグサ」
植物学者としての万太郎の活躍が始まる。
図鑑をつくりたい。その前に、図譜を刊行しようとする。石版印刷機を買うことにする。このあたり、史実としてはどうだったろうか。たしかに図譜の刊行はしているのだが。
それよりも、万太郎は、新種を発見することになる。和名をヤマトグサと名付ける。ここのところは、牧野富太郎の事跡を辿っているところになる。
この週でみどころは、やはり万太郎の植物への愛情だろう。万太郎は植物が好きである。そして、植物学の知識も身につけている。
学者、研究者として仕事をしているからといって、かならずしも、その研究対象が好きであるとは限らない。いや、研究者としては、研究対象が好きかどうかよりも、研究の方法、思考法にひかれているというところがある。学問的思考ができるかどうか、である。(まあ、研究者といってもいろいろだし、分野によっても異なるであろうが。)
ともあれ、日本で最初の新種発見を、日本の学術雑誌に発表するというのは、この当時としては快挙である。
しかし、田邊教授の方は、運が悪いというべきだろうか。特に研究者としての資質に欠けるということではないだろう。どの分野でも、めぐりあわせ、運の善し悪しということはつきものである。
明治のはじめのころの、日本における学問の草創期のあれやこれやを、朝ドラの枠内で、きちんと描いていると思って見ている。
次週も、植物学者としての万太郎の仕事ぶりが描かれるようだ。楽しみに見ることにしよう。
2023年7月15日記
神田伯山のこれがわが社の黒歴史「ブラザー工業・早すぎた配信ビジネス」 ― 2023-07-16
2023年7月16日 當山日出夫
神田伯山のこれがわが社の黒歴史 ブラザー工業・早すぎた配信ビジネス
リメイク版である。この最初の放送のときは見た。このシリーズ、たぶん最初の方から見ているはずである。何よりも、扱っているテーマが面白い。そして、神田伯山の語りの魅力がある。
ブラザーというと、ミシンぐらいしか思いうかばない。
今でこそ、インターネットによる通信ビジネスは当たり前になっている。いや、今ではソフトをお店でパッケージで買うということがもはやほとんどない。
タケルは先駆的なビジネスであったことになる。このあたり、ビジネスの専門家としては、いろいろな教訓を学び取ることができるのだろうと思う。
見ていて、この当時、まだ5インチのフロッピーディスクを使っていたのかと、なつかしく思うところがあった。これも、5インチは無論のこと、3.5インチのフロッピーディスクも、姿を消してしまった。通信も電話回線によっているというあたりが、時代を感じる。
2023年7月14日記
神田伯山のこれがわが社の黒歴史 ブラザー工業・早すぎた配信ビジネス
リメイク版である。この最初の放送のときは見た。このシリーズ、たぶん最初の方から見ているはずである。何よりも、扱っているテーマが面白い。そして、神田伯山の語りの魅力がある。
ブラザーというと、ミシンぐらいしか思いうかばない。
今でこそ、インターネットによる通信ビジネスは当たり前になっている。いや、今ではソフトをお店でパッケージで買うということがもはやほとんどない。
タケルは先駆的なビジネスであったことになる。このあたり、ビジネスの専門家としては、いろいろな教訓を学び取ることができるのだろうと思う。
見ていて、この当時、まだ5インチのフロッピーディスクを使っていたのかと、なつかしく思うところがあった。これも、5インチは無論のこと、3.5インチのフロッピーディスクも、姿を消してしまった。通信も電話回線によっているというあたりが、時代を感じる。
2023年7月14日記
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