ETV特集「塀の中で手にした“鏡”」 ― 2023-07-25
2023年7月25日 當山日出夫
ETV特集 塀の中で手にした“鏡”
刑務所を取材した番組はこれまでにかなり見てきたと思うが、これはいろいろと考えるところがあった。
取材したのは女性の受刑者。外に残してきた子供に、絵本を読み聞かせる。その録音CDをとどける。
一つには、絵本を読むということの意味。絵本を子供に読み聞かせるときに、どんな気持ちで、どんなメッセージを伝えようとして読むことになるのか。これは、番組のメインの題材である女性受刑者ということを離れて、児童文学一般の問題として非常に興味深かった。
それから、この番組でよかったのは、刑期が終了してから後を追跡取材していること。今の時代、元受刑者を、そう簡単に受け入れてくれる社会ではないといえるだろう。また、それぞれの家庭の事情もある。そもそも、なぜ、犯罪を犯して刑務所に入ることになったのか、そこのところから考えるならば、様々な社会的、あるいは、その家庭の要因を考慮しなければならないことになる。
少なくとも、絵本の読み聞かせCD作成ということは、結果としては、いい方向にむかっているらしい。このような取り組みが、これからも続いていってほしいと思う。
2023年7月24日記
ETV特集 塀の中で手にした“鏡”
刑務所を取材した番組はこれまでにかなり見てきたと思うが、これはいろいろと考えるところがあった。
取材したのは女性の受刑者。外に残してきた子供に、絵本を読み聞かせる。その録音CDをとどける。
一つには、絵本を読むということの意味。絵本を子供に読み聞かせるときに、どんな気持ちで、どんなメッセージを伝えようとして読むことになるのか。これは、番組のメインの題材である女性受刑者ということを離れて、児童文学一般の問題として非常に興味深かった。
それから、この番組でよかったのは、刑期が終了してから後を追跡取材していること。今の時代、元受刑者を、そう簡単に受け入れてくれる社会ではないといえるだろう。また、それぞれの家庭の事情もある。そもそも、なぜ、犯罪を犯して刑務所に入ることになったのか、そこのところから考えるならば、様々な社会的、あるいは、その家庭の要因を考慮しなければならないことになる。
少なくとも、絵本の読み聞かせCD作成ということは、結果としては、いい方向にむかっているらしい。このような取り組みが、これからも続いていってほしいと思う。
2023年7月24日記
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