BSスペシャル「ロサンゼルス山火事 復興への苦闘」2026-01-21

2026年1月22日 當山日出夫

BSスペシャル ロサンゼルス山火事 復興への苦闘

国によって、自然災害への対応ということは違いがあることは理解できるかと思う。この山火事の原因は、必ずしも自然に、ということではないことにはなるが、大きくは自然災害の範疇にいれてもいいかと思える。

焼けた街の土地を買いあさっているのは、いったいどういう会社や資金なのだろうか。その正体をかくさなければならないというのは、なんだかとてもあやしい。これについて、詳しく調べれば興味深いことがあるのかもしれないが、あえて、そういう部分には踏み込まなかったということなのだろうか。

火事で焼けてしまったからといって、すぐに家が建て直せるということではない。これは、経済的事情もあるし、法的な規制もある。昔の戦争の後のように、空襲をうけた跡地に、バラックを建ててということは、できないようである。トレーラーハウスというのは、これは、家(建築)ではない、という認定になるから、これを選択する人がいるということなのだろう。

跡地のすみっこに小さい家を建てて住んで、空いた広いところを貸し地にする。その利益で、なんとかなる……ということらしいのだが、これも、将来の経済情勢如何では、どうなるだろうか。

そもそも、焼けた街が、黒人などのマイノリティのコミュニティであったということなのだが、歴史的にさかのぼれば、白人に疎外されて、どうにかこのエリアに住むべき街を作ったということかとも思う。多文化共生といいながら、分かれて住む、コミュニティごとに別れる、というのは、どうなのだろうと思うこともある。理念的に多文化共生というなら、みんな一緒になればいいじゃないかとも思える。あるいは、実際には、それは難しいので、妥協できる部分、混在できる部分、自分たちの仲間だけでいたいという部分、こういうところが、入り交じるのが実際の人間の社会のあり方ということかとも思うことになる。

火事の原因が電力会社の可能性がある。会社と裁判で争って訴訟を起こし、裁判で勝てば、かなりの賠償を得られる。これはいいとしても……アメリカは、裁判の国だとは思うのだが……弁護士が、成功報酬として、勝った場合には、25パーセントをもらうと言っていたのは、アメリカの相場としては、どうなのだろうか。これで、普通なのだろうか。

弁護士としては、無理に高額の賠償金を取る方向で争って負ける可能性のリスクを取るよりも、そこそこの額の賠償金でまとまるようにして、手数料を得ることの方が、もうかるだろう。アメリカの弁護士の職業倫理観というか、弁護士ビジネスの感覚というのは、どうなのだろうか。

日本だと、多くの場合、有志の弁護士などによる無料相談というようなことがあったりするのだが、アメリカでは、こういうことはないのだろうか。

しかしながら、何時の時代でも、どこの国でも、貧乏人が損をして、お金持ちが得をする……ということは、確かなことのようである。貧乏がかわいそうなのは、貧乏だからということだけではなく、そのことによって、より割高な出費を必要とする、ということになるだろう。(極端な例かもしれないが、日本の昔の木賃宿のことなど思ってみるのだが。)

2026年1月16日記

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