無線LAN雑感2010-03-12

2010-03-12 當山日出夫

自分の書斎から離れたときぐらいは解放されたいという気持ちがあるので、いまのところ、無線LANは基本的に使用しないことにしている。

人によっては、新幹線の中でも、ノートパソコンで仕事という人もいる。しかし、もうそれは無理だなと感じる。目がもたない。二焦点レンズの眼鏡でディスプレイを見るのはつらい。それよりも、明暗が変化する環境で、本を読んだり、ディスプレイをみたりするのが、耐えられなくなってきた。ようするに、もう、としなのである。


そうはいっても、たまに外出先で、あるいは、東京に行ったり、学会などのとき、インターネットにつなぎたいなあ、と思うことがないではない。いまでは、そう価格的にも、そう高いコストではない。

だが、やはりここは……家を出たときぐらいは、コンピュータやインターネットから解放された時間にしたい、という方針をしばらくつらぬくことにする。携帯電話も持ってはいるが、つかうのは、もっぱら音声通話のみ。テンキーからの文字入力は苦手。かといって、iPhoneにするには、ちょっと抵抗がある。もうすこし字が大きい方がいい。

常に服のポケットにいれておくということの必要性を感じない。カバンにいれておく。移動は、主に自動車。こういう人間には、もうひとまわり大きなサイズで、字が大きくて操作性のいいのがあってもいい。

『天皇の世紀』(大佛次郎、文春文庫)、第二巻を読んでいる途中。すでに、第三巻まで刊行だというのに。こういう本を読む時間こそ、WEBなどから、解放された時間として大事にしたい。

當山日出夫(とうやまひでお)