オンライン授業あれこれ(その六)2020-05-30

2020-05-30 當山日出夫(とうやまひでお)

続きである。
やまもも書斎記 2020年5月23日
オンライン授業あれこれ(その五)
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/05/23/9249568

そろそろ普通の授業を再開という動きがないではないが、基本的には前期の間はオンラインでということになるだろう。

もし、一部の授業を再開したとしても、オンラインとの組み合わせをどうするか、これが新しい問題として起こってくる。リアルタイム双方向(ZOOM、Webexなど)でやっていると、そのために、家に帰る、あるいは、学内でWi-Fiのつながる場所を求めることになる。これは、非現実的である。通常の授業と組み合わせるのなら、オンデマンド方式にせざるをえないと思う。

ところで、第一回のレポートを課題として出して、提出させた(電子メール)。このときに思ったことなど書いておく。

第一には、大学のメールシステムが使えない、使わない学生がいるということである。

このことは、きちんと最初の課題提出のときに書いておいたことである。必ず大学のメールシステムから送信すること。プロバイダメールや、Gmailなどからは、受け付けない。このことは書いておいた。

しかし、Gmailなどで送ってくる学生がいる。これは、不受理として再提出とした。

また、中には、何故か理由は分からないが、大学のメールシステムが使えない、アクセスできないという学生がいる。レポートの課題をLMSで送信しているので、それを見ることができるなら、同じアカウントとパスワードで問題なく使えるはずである。これは、とりあえず、大学の窓口に相談してみなさいということで、特別に受付を延長することにした。

このような学生は、これまで大学のメールシステムを使ったことがないのかもしれない。これから、オンライン授業ということが、なにがしかの形で定着したものになっていくだろう。そのとき、大学のメールシステムが使えない、使わない、ということではすまないはずである。その大学のメールシステムが使えることは、学生としての身分証明なのである。

ここは厳しくして、大学のメールシステム以外から送ってきたものは、絶対に不受理ということにしておきたいと思っている。

第二には、文章が書けないこと。

これは、今にはじまったことではないのだが、レポートの文章を、まったく段落、パラグラフに切らずに、連続して書いてくる学生が非常に多い。これまで、高校のときに、文章を書くときには、段落に分けて書くということを習ってきていないのだろう。あるいは、習ったかもしれないのだが、身についていないということなのであろう。

これは、特に電子メールの本文に書いてくる学生に顕著である。添付ファイルとして、Word文書ファイルで送ってくる学生は、まだましというべきだろうか。ワープロで文章を書くにせよ、電子メールの文章を書くにせよ、文章の書き方の基本をまず学んでおくべきだろうと思う。

ただ、私の担当している授業は、文章の書き方の授業ではないので、今回は、特に減点するなどのことはしないつもりでいる。次回のレポートからは、文章のマナー、ルールにしたがって書くこととして、守っていないものは、減点することにしようかと思う。厳しいかもしれないが、こうでもしないといつまでたっても文章の書き方が身につかないことになる。

以上の二点が、第一回のレポートを提出させて、思ったことなどである。

レポートは、前期の間に四回の予定でいる。次回以降、文章の書き方、文書作成の基本ということも、説明したうえで、課題を出すことにするつもでいる。

2020年5月29日記

追記 2020-06-06
この続きは、
やまもも書斎記 2020年6月6日
オンライン授業あれこれ(その七)
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/06/06/9254648

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