『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第12週」2022-01-23

2022年1月23日 當山日出夫(とうやまひでお)

『カムカムエヴリバディ』第12週
https://www.nhk.or.jp/comecome/story/details/story_details_12.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年1月16日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第11週」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/01/16/9456457

この週は、どちらかというとるいよりもジョーをめぐる展開であったかと思う。

ジョーは、コンテストに優勝して、東京に行くことになる。その時るいについてきて欲しいと言う。先に東京に行ってレコーディングにはげむジョーであったが、突然トランペットが吹けなくなってしまう。結局、ジョーは挫折して大阪に戻る。るいとも分かれるという。

るいは、ひたすら大阪でジョーのことを思っている。手紙を書こうと思うが、寄宿先が社長の家ということでためらっている。ジョーのデビューが延期になると聞いて心配しているところに、ジョーが帰ってくる。だが、ジョーはるいと分かれようとしている。

なんとももどかしいすれ違いの二人である。ジョーは、はたして本心ではどう思っているのだろうか。トランペットが吹けなくなってしまって、便りにできるのは、あるいはるいしかいないのかもしれない。

何故、突然トランペットが吹けなくなってしまったのだろうか。東京でのデビューという重圧のせいかもしれない。このあたりは、医学的な考証をふまえての脚本なのだろうとは思う。

そして、ジョーの素性が明らかになった。やはり岡山での、進駐軍のクラブ、それから、ジャズ喫茶で見かけた少年だった。戦災孤児だという。身よりもない、天涯孤独の身の上なのであろう。そのジョーにとって、トランペットが吹けて、そして、るいがいてくれることが、何よりの心の安寧であったと思われる。

ところで、劇中劇の映画が良かった。黍之丞のシリーズ。駄作であるという評判だが、しかし、殺陣のシーンはよく作ってあったと思う。これで、モモケンは、安子の時に出ていて、るいの時にも出てきたことになる。さて、今後、どうなるだろうか。

次週、お菓子作りのことが出てくるようだ。楽しみに見ることにしよう。(しかし、気になるのは、ラジオ英語講座のなりゆきであるが、るい編ではどうなるのだろうか)。

2022年1月22日記

追記 2022年1月30日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年1月30日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第13週」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/01/30/9459909

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