『ちむどんどん』あれこれ「ウークイの夜」2022-07-24

2022年7月24日 當山日出夫

『ちむどんどん』第15週「ウークイの夜」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_15.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年7月17日
『ちむどんどん』あれこれ「渚の、魚てんぷら」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/17/9509678

どうもこのドラマ、沖縄の歴史的背景を描くという部分と、今の暢子の生き方を描くという部分がつながっていないように思えてならない。確かに、母親の戦中、戦後の生きてきた苦労の話しを聞いて、自分も幸せに生きていこうと決意するということは、なんとなくわかるのだが、しかし、それが説得力を持ってドラマのストーリーを形作っているかどうかとなると、微妙な気がする。

沖縄が舞台の一つに設定されているドラマなので、太平洋戦争中の話しが出てくるのは当然かとも思う。が、それを、どのようにドラマの展開とからめていくかとなると、やや無理をしてつないでいるような感じがしてならない。

ここは、さかのぼって戦時中のことを描くよりも、暢子の子供のころのこととして、アメリカの統治下に置かれていた日本、そして、復帰後の現実というところに焦点をあてて描いた方がよかったかと思われる。

ともあれ、暢子は和彦と結婚する決意をかためた。すでに愛はパリに去って行っている。となると、残るのは智と歌子ということになるのだが、はたして、この二人がどうなるのか、このあたりが気になる。

さて、暢子と和彦の仲がこれからすんなりとはいかないようである。どのような展開になるのか、次週を楽しみに見ることにしよう。

2022年7月23日記

追記 2022年7月31日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年7月31日
『ちむどんどん』あれこれ「御三味に愛を込めて」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/31/9513599

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