夜の歌2009-08-10

2009-08-10 當山日出夫

昨日のつづき。波多野睦美&つのだたかし、による新しいCDが『夜の歌』。

このアルバムの解説(いわゆるライナーノーツ)を書いているのが、独文学研究者の池内紀。そこからの孫引きの引用であるが、19世紀ウィーンの人の平均寿命は、36~40歳ぐらい、らしい。

つまり、シューベルト(32歳)は、さほど若死にではないし、ベートーベン(56歳)は、長生きした方、ということになる(これも、孫引き)。

我が身をふりかえり、ただ、いたづらに馬齢を重ねるのみと、思ってしまうと、書いた池内紀さんに悪いか、な。

ついでに、誰でもが知っている曲『野ばら』(シューベルト)、これを、波多野睦美&つのだたかし、で聴くと、すばらしい。

當山日出夫(とうやまひでお)