この先にある本のかたち2009-08-19

2009-08-19 當山日出夫

ARGフォーラム「この先にある本のかたち」
http://sites.google.com/site/argforumsite/

ARG 2009-08-19
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090819/1250657825

まずは、第1回のARGフォーラムの成功を祝したい。すでにいろいろ感想など書かれているようであるが、やはりここは、いつものとおり「かたつむりは電子図書館の夢を見るか」を読んでみる。

かたつむりは電子図書館の夢を見るか
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090818/1250572542

ここを読んで、一箇所だけとりあげるとすると、次の文言。
津田大介さんの発言。

書き手が食える収入をどう確保するのか? かつ出版社が潰れないためには?

これを私なりに言い換えると、コンテンツの制作と流通のシステムをいかに継続的に維持していくか、持続可能性の課題、ということになる。この世の中にタダのものは存在しない。だが、見た目、タダのものが多い。それは、誰かが直接は目に見えない形でコストを負担していからである。

ここから先、いろいろ考えるべきことは多いと思う。

文化資本の社会的公平性、文化の公共性とは何か、という問題にまで、ほりさげなければならなくなるだろう。

で、さしあたって、いま、読んでいる本。

ベネディクト・アンダーソン/加藤剛(訳).『ヤシガラ椀の外へ』.NTT出版.2009

當山日出夫(とうやまひでお)

月刊言語も休刊2009-08-19

2009-08-19 當山日出夫

ひつじ書房
http://www.hituzi.co.jp/

笠間書院
http://kasamashoin.jp/

で紹介。

大修館書店の『月刊言語』も休刊とのこと。『国文学』の休刊につづき、あれこれとかんがえる。

まさに、この先にある本(雑誌)のかたち、がどうなるのか。

當山日出夫(とうやまひでお)