コナラ2019-11-06

2019-11-06 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日は花の写真の日。今日は、花ではなくドングリである。コナラを写してみた。

前回は、
やまもも書斎記 2019年10月30日
エゴノキ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/30/9170764

我が家から歩いて少しのところにある。先週掲載のエゴノキのあるところまでの途中にある。エゴノキを写しに行こうと思って歩いていて、ふとドングリが目にはいった。調べてみると、コナラのようである。

日本国語大辞典(ジャパンナレッジ)をみる。「こなら(小楢)」で項目がある。

ブナ科の落葉高木。各地の山野に生える。高さ一五~二〇メートルに達する。樹皮は灰白色で縦に裂ける。若枝や若葉は淡褐色の毛を密生。葉は長さ一センチメートル内外の柄をもち長さ五~一二センチメートルの倒卵状長楕円形、先はとがり縁にあらい鋸歯(きょし)があり、裏面は灰白色を帯びる。

とあり、さらに説明がある。

用例は、古く『万葉集』からある。巻一四、三四二四の歌である。万葉仮名では、「許奈良」とあるよし。東歌である。が、その次の用例が、近世の『書言字考節用集』にとぶ。他の古辞書などにもないようだ。その中間の用例がないので、本当に『万葉集』の例が、それにあたるものなのか、ちょっと疑問に思わないでもない。

『言海』にもある。

こなら 小楢 名 楢ノ一種、山中ニ多シ、高サ一二尺ニ過ギズ、葉ハならニ同ジ、夏ノ初メ、新葉ヲ生ジテ、花アリ、實ハ樫ニ似テ、枝ノ梢ニ生ズ、別ニ、栗毬(イガ)ノ如キモノヲ、枝ノ間ニ生ズ、或ハ單生シ、或ハ簇生シ、其刺(トゲ)、柔カニシテ刺(サ)サズ、初メ綠ニシテ、秋ニ至リテ、茶褐ナリ、コレヲならこぶトイフ、蟲ノ巣ナリ、内ニ、堅キ核ノ如キモノアリ、綠ナルトキ破レバ、中ニ白クシテ長キ一小蟲アリ、褐色ノトキ、破レバ、一小蝶アリ。 孛落樹

ただ、『言海』の記述をみると、どうやら別の木のことかもしれないと思う。この木については、これから年をとおして観察していきたいと思う。

コナラ

コナラ

コナラ

コナラ

コナラ

コナラ

Nikon D500
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR

追記 2019-11-13
この続きは、
やまもも書斎記 2019年11月13日
ホトトギス
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/11/13/9176208

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