『ARG』368号の感想2009-04-01

2009/04/01 當山日出夫

よみどころは、なんといっても、岡本真さんのシカゴでの講演と、それにまつわる各種の感想である。

最近の編集日記
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090330/1238367548

講演の方は、原稿(?)の全文が掲載されているし、また、パワーポイントのスライドのデータも公開されている。あわせて見ると、分かりやすい。

個人的な感想としては、日本では、そこまで考えている人は少ないだろうなあ、ということ。ただ、私個人として思うことは、日本において、大学院生やPDの若い人たちが、(できれば実名をあげて)ブログやHPなどを作って、相互にコミュニケーションできる環境が、あって欲しい。すくなくとも、私の知見の範囲内では、人文学系では、難しい。

自分でブログを作ってとなると、やはり「リスク」を感じることが多いのだろう。

・自分の研究の手の内を明かしたくない。
・ブログなんかつくっていると、それだけで、学会の大家の目からどう見られるか怖い。

というあたりかとおもう。

ともかく、あらゆる意味で、日本の閉塞感を強く感じる。

當山日出夫(とうやまひでお)

コメント

_ 松田 清 ― 2009-04-03 00時09分11秒

2月にARG京都集会に出席したことが縁で、なんとなくブログをはじめましたが、途中から実名で書いている内に、「リスク」「閉塞感」というよりは、マイナーな洋学史研究の内容を一般の方にも知ってもらいたい、という気持ちの方が強くなっています。自分の子供(といっても大人)から難しいと言われないように気をつけていますが、それが難しいですね。

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