「大河ドラマ「光る君へ」 平安の雅を生み出す舞台裏」2024-09-14

2024年9月14日 當山日出夫

100カメ 大河ドラマ「光る君へ」 平安の雅を生み出す舞台裏

これは面白かった。

『光る君へ』は見ている。4Kで昼の放送を見て、夕方に再度見ている。これは、この前の回で放送のあった曲水の宴の場面の舞台裏である。土曜日に再放送のはずだから、もう一回見てみよう。

曲水の宴のために、建物と庭を造ったのか、というあたりから驚く。建物はすでにあったものを使って、その前の庭に水を流したのかと思って見ていたのだが、そうではなかった。

流れの水は循環するようになっているというのは、合理的である。

雨が降ってきたのは、CG合成で作ったかと思って見ていたのだが、実際に雨を降らせていた。衣装も濡れるから、これはたいへんである。

水の上を流れる鳥……これを作るプロセスが面白い。自然に流れているだけではなく、モーターが仕込んであって、リモコンで操作する。その鳥も、いくつか作ってあって、使い分けていた。なるほど、いろんな工夫があるものである。

平安時代の衣装をまとって、あれだけの人間が集まって何かをするというのは、実際にはどうだったかと想像してみることになるのだが、いろいろとトラブルとかあったにちがいないと思う。なかには、衣装の裾を踏んでころんでしまう人もいたかもしれないが、どうだったろうか。

ことばのことで興味深かったのは、「彰子」を「しょうし」と呼んでいた。ドラマの中では、「あきこ」と言っている。これは、「あきこ」だと「明子」「詮子」などと区別できないから、古典文学のなかでの普通の読み方で音読にしたものだろうか。

「強雨」を「つよさめ」と言うらしい。たぶん業界の用語なのだろうと思う。

完全にデジタル化されているだろう、テレビドラマの撮影現場だが、カチンコの音が聞こえていた。こればかりは、時代が変わっても使い続けるもののようだ。

さて、「100カメ」では、『鎌倉殿の13人』『どうする家康』とあつかってきているので、来年は『べらぼう』になるだろう。とすると、吉原のシーンになるだろうか。これは、今から期待したい。

2024年9月13日記

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