買い物カゴから世界が見える「トルコ」2025-04-23

2025年4月23日 當山日出夫

買い物カゴから世界が見える トルコ

この番組の趣旨からは、まったく反対のことを見てしまうことになるかと思うのだが、これまでに見た、モンゴル、メキシコ、でもそうだったと思うが、スーパーマーケットという売り方が、これはもう世界共通のものになってきている、ということがまずある。世界的には、都市部に限ってということになるかもしれないが、こういう店舗の形態が、まさにグローバルスタンダード、というべきなのだろう。

そして、どの国のスーパーでも売っているのが、バナナ、である。当たり前すぎることなので、わざわざ取材したりしないのだろうが、世界中でバナナが食べられているということでいいのかもしれない。バナナが、一般の人びとの食べるものになってきた歴史は、おそらく、近代の帝国主義の植民地支配からはじまって、その後、世界各国の近代化のプロセスを、たどることになるのだろう。

日本でも、昭和三〇年代ぐらいまで、バナナは貴重品であった。それが、いまでは、ごく普通の食べ物になっている。この番組のモンゴルのときにも書いたことだが、ラオスで栽培したバナナを、トラックでチベットまで運ぶ、ということが、近代化ということなのだろうと思う。

イスラムの国なので、豚肉が無いのは理解できる。だが、それ以外の肉については、実に豊富で大量に売っている。こういうのを見ると、豚肉を食べないというのが、なんだか不思議な現象のように思えてくる。

トルコで、お茶(チャイ)が飲まれるようになったのは、近代になってからのことだという。トルコというと、コーヒーのイメージがあるが、実際の人びとの生活はどうなのだろうか。ただ、売り場の映像を見ると、LIPTON、の文字があった。かなり大量の飲まれている、ということなのだろう。

ルームシェアをしていた男性の二人。見ると、かなり広い家である。この広さを二人で分けるなら、半分でいいから自分だけで住みたいと思うのが、日本かもしれない。だが、その場合、家事を全部ひとりでしなければならなくなるということはあるが。

トルコでは、会社は、サラメシ付き、ということらしい。(ということは、お弁当とか、ランチの定食屋さんとかは、ないということでいいのだろうか。ちょっと気になる。)

街中にいる猫たちが、野良猫でありながら、エサをもらい、寝るところも提供されている。そういう猫たちのために、キャットフードをたくさん売っている。これもとても面白い。

ところで、ここではお魚は出てきていなかった。日本のスーパーで、品揃えで勝負するとなると、お肉よりも、お魚、ということになるかと思うが、どうだろうか。

2025年4月15日記

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