『カムカムエヴリバディ』「1948」2024-12-29

2024年12月29日 當山日出夫

『カムカムエヴリバディ』「1948」

戦後、進駐軍が日本にいたころの話しである。

ロバート・ローズウッドは、最初に登場したとき、進駐軍将校ということであった。三回目ぐらいから、その名前がOPで見られるようになった。

安子は、自分は稔の妻であり安子の母親であると言っていた。普通のこの時代の感覚ならば、雉真の家の嫁、といってもいいところだが、そうは言っていなかった。しかし、雉真の父は、安子に対して、雉真の家の嫁であり、るいは雉真の家の子どもである、と言っていた。これは、この時代の感覚としては、父の言っている方が普通であろう。(そして、このことが、後の安子の行動へとつながっていくことになる。)

雉真の家では、雪衣がお手伝いさんとして働くようになっている。安子と勇とるいでキャッチボールをするシーンで、一瞬だけだが、台所で仕事をする雪衣の姿がはさんであった。これは、その後の、これらの登場人物がどのような関係になるかということを知っていると、実に巧みな演出であると感じる。

喫茶店のマスター、定一は、進駐軍相手の音楽の仕事をしている。それは、戦争に負けた立場ということを、実感することでもあった。

そして、印象に残るのは、週の最後の進駐軍のクリスマスパーティの場面。「きよしこの夜」ではじまり、ローズウッドの述懐で、戦争の犠牲者を敵味方なく悼むことになり、最後は、定一の歌う「The Sunny Side Of The Street」であった。この歌のシーンは、このドラマのなかでも印象にのこる場面の一つである。また、トランペットの少年も出てきていた。(後に重要な登場人物として再登場する。)

私が「きよしこの夜」の英語の歌詞を憶えたのは中学生のときだったと記憶する。今でも、この歌詞は憶えている。

2024年12月28日記

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの名称の平仮名4文字を記入してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2024/12/29/9742879/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。