『中央公論』大学の絶望2009-01-29

2009/01/29 當山日出夫

『中央公論』2009年2月号「特集:大学の絶望」、この本(雑誌)については、すでに、いろんなブログで言及がある。

こちらでは、さほど言及していないが、「明窓浄机」(はてな)の方に、感想など書いておいた。(これは、しばらく続く予定。「学者バカ」についても書いておきたい。)

明窓浄机
http://d.hatena.ne.jp/YAMAMOMO/

人文情報学(デジタル・ヒューマニティーズ)についても、参考になる点が多い。専門知を考えるとき、その前提として、「教養」についての考察が必要になる。これを、「デジタルネイティブ」という「世代論」でとらえてしまうことには、いささか問題があるというのが、私の立場。

特集部分の内容は以下のとおり、

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・竹内洋・鷲田清一(対談)「下流化した学問は復活するか」
・石田英敬「瀕死の「人文知」の再生のために-教養崩壊と情報革命の現場から-」
・鷲田小彌太「大学教授に冬来る、か? 〈少子化と制度革命がもたらしたもの〉」
・竹内薫「亡びゆく日本の理工教育 〈若手研究者を格差が襲う〉」
・石渡嶺司「広報戦略なき大学に未来なし 〈情報発信力の差がサバイバルの明暗を分ける〉」
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このなかでは、特に、石田英敬さん(東大)の論文が参考になる。

當山日出夫(とうやまひでお)


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