サイエンスZERO「人類の未来を変える! “昆虫科学”最前線in九州大学」2025-03-15

2025年3月15日 當山日出夫

サイエンスZERO 人類の未来を変える! “昆虫科学”最前線in九州大学

別に昆虫は、人間の役に立つために地球上に生きてきたわけではないのだが、それを研究することで、人間の役にたつ場面もある。

九州大学で、カイコの多くを、種を保存してきたということは、貴重である。養蚕に役立たないようなものは、途中でやめてしまうということもあったのかもしれないが、集める、続ける、ということの価値が理解できる。(番組では言っていなかったが)選択と集中というのが、いかにおろかなことであるか、ということでもある。

虫の会話、というが、人間以外の生物、植物を含めて、互いにどのようにコミュニケーションしているか、というのは、おそらく近年の生物研究の一つ流れなのだろうと思う。その応用として、人間にとって害虫となる昆虫の繁殖をおさえることも可能になる。これは薬品を使わないし、また、状況によってはすぐに止めることができる。

折り紙と、ハサミムシの羽と、太陽光パネル……一つのことについての知見が、視点を変えることによって、様々に応用ができるという事例になるのだろう。研究者間のコミュニケーションと、柔軟に連携できる研究機関同士の関係性というのも、重要なことかと思う。

ところで、九州大学の昆虫の標本は、どのように管理され保存されているのだろうか。そのバックヤードも見てみたい。

2025年3月11日記

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