ササユリ2017-06-02

2017-06-02 當山日出夫(とうやまひでお)

我が家で、ササユリが咲いている。たぶん、ササユリであっていると思うのだが、いまひとつ自信がない。

ササユリで思い出すのは、『奔馬』(三島由紀夫)の冒頭の大神神社での神事のシーンである。『奔馬』については、すでに書いたが、ササユリのことについては、言及することがなかった。

やまもも書斎記 2017年3月24日
『豊饒の海』第二巻『奔馬』三島由紀夫
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/03/24/8418304

大神神社のHPを見ると、ささゆり園で花が開花したとある。ここに掲載の写真をみると、どうやら、我が家で咲いているのもササユリと判断していいかなと思ったりする。

大神神社HP
http://oomiwa.or.jp/

6月には、三枝祭り(ゆりまつり)があるとのこと。これは、『奔馬』でも描かれていたと記憶する。

三枝祭り
http://oomiwa.or.jp/saiten/06-saikusanomatsuri/

我が家で咲いているといっても、ほんのわずかである。それでも、見頃になるのは、もうすこし先のことになるだろうか。今は、開花しているのが二つほど、他はまだつぼみである。

季節のながれのなかで、咲いている花、あるいは、散ってしまった花などに、ふと気持ちをとどめるような生活をおくりたいと思っている。

これを書いていると、外でホトトギスの鳴いているのが聞こえてきている。ホトトギスの鳥の姿を写真にとるのは、かなり難しい。しかし、ササユリの花なら、私のカメラでもなんとかなる。

ササユリ
OLYMPUS E-3 ZUIKO DIGITAL 12-60