『鎌倉殿の13人』あれこれ「悪い知らせ」2022-02-15

2022年2月15日 當山日出夫(とうやまひでお)

『鎌倉殿の13人』第6回「悪い知らせ」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/06.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年2月8日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「兄との約束」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/02/08/9462227

この回で描いていたことは、石橋山の戦いのその後である。

石橋山の戦いで頼朝は敗れることになり、海を渡って逃れる。おおきな筋道としては、その後、再起をはかることになるのだが、それにいたるまでの実際はどうだったのだろうか。このあたり、頼朝が、本当に源氏の棟梁であると認めるのかどうか、また、そうであるとして、何故、頼朝に付き従っていくことになるのか、このあたりの武士たちの心中が興味深い。ドラマとしての見せどころということになるのだろう。結果として頼朝は平家に勝利することになるはずだが、そこにいたるまでに、そう簡単に武士たちが付き従ってきたということではないようである。

ところで、その頼朝であるが……はたして源氏の棟梁にふさわしいのか、その自覚があるのか、このあたりが微妙である。ドラマでは、いかにも頼りないようにも描いている。その一方で、人前に出ると、自分こそ源氏の統領であり、平家を打ち破るのだと意気軒昂である。

ではなぜ、北条は頼朝に付き従うのか。これはそうと決まった既定の路線がそうなっているからとしかいいようがないのかもしれない。私には、このあたりで逡巡する北条があってもいいように思うのだが、ドラマでは、義時は頼朝についていこうとしている。

このドラマ、北条義時が主人公ということであるが、むしろ、その当時の坂東の武士の群像劇という印象である。歴史の結果としては、これから源平の争乱を経て、鎌倉時代ということになる。この時代を生きた、武士たちのそれぞれの生き方を描こうとしているのかもしれない。

それにしても、どうして頼朝は後白河法皇に弱いのだろうか。生き霊につきまとわれている。平家を悪として描くことは、まあ納得できるのだが、頼朝と京都の朝廷との関係がどうであるのか、このあたりの描写が、今一つ物足りない印象がどうしてもある。

それから、この当時の権門としては、寺社もあるはずであるが、今のところ登場してきていない。

次回、頼朝は房総で再起を図ることになるらしい。楽しみに見ることにしよう。

2022年2月14日記

追記 2022年2月22日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年2月22日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「敵か、あるいは」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/02/22/9466321

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