『どうする家康』あれこれ「岡崎クーデター」2023-05-30

2023年5月30日 當山日出夫

『どうする家康』第20回「岡崎クーデター」

これまでのこのドラマの家康の描きかたからすると、異例の展開であったかと思う。これまでは、家康自身はどうであったかは別にして、優秀な家臣団と忠誠心に支えられた家康ということであった。その家康の家臣に裏切りものがでる。

このあたりは、戦国時代ドラマとして、たくみな作りであったかと思う。忠誠心ばかりで、武将は生きているのではないというあたりは、とても面白い視点である。これも、実際の時代考証から考えてみるならば、今の我々がイメージする、武士の忠誠心といっても、実際には、現実的な利害関係のなかで揺れうごくものであったということになるのであろうか。

それから、興味深いのは、千代と瀬名。さて、この二人の関係はこれからどうなるのであろうか。千代が忍びだとするならば、基本的に銭で動く。ならば、武田に対する忠誠心は、どれほどのものかという気もする。しかも、信玄はすでに死んでいる。千代のこれからの動きがとても気になる。

また、瀬名もしたたかであるということなのだろう。このような築山殿のイメージも、これまでの戦国ドラマからすると異色といっていいだろう。

次週以降、武田との攻防はまだつづくようだ。楽しみに見ることにしよう。

2023年5月30日記

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