『らんまん』あれこれ「マルバマンネングサ」 ― 2023-06-25
2023年6月25日 當山日出夫
『らんまん』第12週「マルバマンネングサ」
万太郎と寿恵子は土佐に行く。峰屋は、どうやら経営が厳しいようである。しかし、綾はなんとか頑張っている。祖母のタキも、病身ながら気丈に生きている。
さて、この週を見て気になったことが一つある。万太郎は、「図鑑」を作ると言っていた。たしかに、牧野富太郎は、後に図鑑を完成させる。それは、今でも使われるものとして残っている。
だが、明治のはじめのころ、ようやく鹿鳴館の時代であるが、この時代に、「図鑑」という書物の形式が一般にあったとは思えない。ちょっとこのあたりは、時代考証の点からすると無理があるかなという気がしなくもない。
ロシアのマキシモヴィッチに送った標本は、高く評価された。史実としては、牧野富太郎とマキシモヴィッチの交流があるのだが、このあたりはどう描くことになるのだろうか。また、外国の植物学者に認められるということで、万太郎の東京大学における立場も影響を受けることになるだろう。
次週、万太郎と寿恵子の祝言ということになるようだ。楽しみに見ることにしよう。
2023年6月24日記
『らんまん』第12週「マルバマンネングサ」
万太郎と寿恵子は土佐に行く。峰屋は、どうやら経営が厳しいようである。しかし、綾はなんとか頑張っている。祖母のタキも、病身ながら気丈に生きている。
さて、この週を見て気になったことが一つある。万太郎は、「図鑑」を作ると言っていた。たしかに、牧野富太郎は、後に図鑑を完成させる。それは、今でも使われるものとして残っている。
だが、明治のはじめのころ、ようやく鹿鳴館の時代であるが、この時代に、「図鑑」という書物の形式が一般にあったとは思えない。ちょっとこのあたりは、時代考証の点からすると無理があるかなという気がしなくもない。
ロシアのマキシモヴィッチに送った標本は、高く評価された。史実としては、牧野富太郎とマキシモヴィッチの交流があるのだが、このあたりはどう描くことになるのだろうか。また、外国の植物学者に認められるということで、万太郎の東京大学における立場も影響を受けることになるだろう。
次週、万太郎と寿恵子の祝言ということになるようだ。楽しみに見ることにしよう。
2023年6月24日記
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