100カメ「気球レース2」2023-06-23

2023年6月23日 當山日出夫

100カメ 気球レース2

100カメは、このシーズンの放送もこれで終わりになるらしい。最後は、以前に放送した気球レースのつづき。

この100カメで、気球レースというのが、どういうものなのか始めて知ることができた。ああそういうことをやっているのかという驚きがあったと言っていいだろう。2回目も面白かった。

気球レースと言っても、様々な競技があるらしい。競争相手を見ながらお互いの駆け引きもある。無論、風、気象条件を読むことも重要である。基本的に風任せのようだが、そこにはいろんなテクニックがある。若いひともいれば、ベテランもいる。それぞれに判断がある。

こういうのを見ると、優勝がどうのこうのというよりも、とにかくどのチームもがんばってほしいという気になる。

さて、この100カメは次のシーズンもつづくのだろうか。つづくなら、楽しみに見ようと思う。

2023年6月22日記

サラメシ「週刊朝日」最後の校了2023-06-23

2023年6月23日 當山日出夫

サラメシ「週刊朝日」最後の校了

たいてい毎週木曜日の昼の放送を見ている。この回は、特に面白かったので思ったことを書いておきたい。

「週刊朝日」がなくなった。若いころ、「朝日ジャーナル」は買って読んでいたが、「週刊朝日」は買ったことがないと思う。だが、山藤章二の仕事のことは知っていた。また、今読んでいる司馬遼太郎の「街道をゆく」が連載されていたことも知ってはいた。

週刊誌がなくなってしまうことは、時代の趨勢としてやむを得ないこととは思う。ただ、見ていて興味深かったのは、スタッフの構成。数十人いる編集部のうち、正社員(おそらく朝日新聞社ということになるのだろうが)は、たった三人しかいないと言っていた。つまり、スタッフのほとんどが、フリーランスなどということになる。

そのフリーランスの専門家が担当していたのが、版面のデザイン。おそらく雑誌の誌面づくりでは、もっとも重要なポジションである。その仕事が、正社員ではなく、フリーランスに、過去ずっと頼ってきたらしい。これは、興味深かった。いや、驚いたというのが正直なところである。

まあ、このようにして雑誌を作ってきたという事情なら、終わりになるのも仕方がないかというのが、見終わっての感想であった。

さて、次に廃刊になる週刊誌は、いったい何になるだろうか。

2023年6月22日

『街道をゆく 三浦半島記』司馬遼太郎/朝日文庫2023-06-23

2023年6月23日 當山日出夫

街道をゆく三浦半島記

司馬遼太郎の「街道をゆく」を読んでいる。たまたまNHKで「新 街道をゆく 奈良散歩」を見て、興味を持った。これまで司馬遼太郎の小説類はかなり読んできていたが、「街道をゆく」シリーズは、読まずにきた。が、読んでみると面白い。小説であれば、「余談」として書かれるようなことが、次から次へと連想のつながりで記述される。まさに自由である。

「三浦半島記」は、場所としては三浦半島を話題にしている。あつかってある時代は主に鎌倉時代である。

その歴史観、武士とはどのように発生したものなのか、あるいは、鎌倉幕府とは板東武者にとってどのような存在であったのか、頼朝は何をした人物なのか……このようなこと、現在の歴史学からすれば、ちょっと疑問になるところもあるにちがいない。だが、これは自由なエッセイとして読めばいいと思う。歴史学書ではない(と、思って私は読むことにしている。)

そう思って、気楽に読むことにすると、これが実に面白い。

最新の歴史学的研究はそれはそれとして、司馬遼太郎という人物が何をどう思って、何から何を連想するか、そのつながりと飛躍がが面白いのである。

去年のNHKの大河ドラマが、『鎌倉殿の13人』であった。これは全部見た。そのせいもあるのだろうが、この本を読みながら、あのシーンはこういうことだったのかとうなづくところがいくつかあった。あるいは、ここは、司馬遼太郎と解釈の違う脚本になっていたなと思うところもある。

つづけて、「街道をゆく」を読んでみたいと思っている。

2023年6月22日記