『どうする家康』あれこれ「設楽原の戦い」2023-06-13

2023年6月13日 當山日出夫

『どうする家康』第22回「設楽原の戦い」

おそらく一般には長篠の戦いということで知られている合戦である。これまで大河ドラマで何度となく描かれてきたと思われる。

さて、その当時の火縄銃はどの程度の性能だったのだろうか。射程距離とか命中率はそんなに高性能ではなかったろうが。どうだったのだろうか。たしかに、数多くの鉄砲を交替で撃って、その威力で、武田の騎馬軍団をやっつけた戦いということになる。あるいは、そのように認識されている。

まあ、戦いの結果は分かっている合戦ではある。その描き方として、基本的にこれまでとそう違いがあるとは思わないのだが、しかし、今回の『どうする家康』での描き方は、かなり迫力のあるものだった。これは、やはり、撮影技術の進歩ということであろうか。

それから、この回で描いていたのは、織田と徳川の関係。これも歴史の結果として、天下を最終的にとったのが徳川であることは分かったうえでのことだとは思うが、さて、織田信長は、なぜ徳川を警戒していたのだろうか。このあたりは、五徳の存在もあって、織田と徳川の関係は、これからのドラマの軸になっていきそうである。

場面によっては、女性が座るとき、立て膝で座る演出にしていると思われる。以前の『麒麟がくる』では、基本的に女性の座り方は立て膝だった。時代考証としては、この方がいいと思うし、ドラマとしてもそう不自然だとは思わない。このあたりは、好みの分かれるところかもしれないが。

家康が主人公のドラマなのだが、この回は、武田勝頼がとにかくかっこよかった。

さて、次回は瀬名をめぐっていろいろとあるようだ。楽しみに見ることにしよう。

2023年6月12日記

100カメ「川崎フロンターレ」2023-06-13

2023年6月13日 當山日出夫

100カメ 川崎フロンターレ

この番組の企画としては、ものごとの裏側にあるといっていいのだろう。これも、川崎フロンターレというチーム、試合の裏側であった。そして、見ていてとても面白かった。とにかく、何にせよ裏側というのは、面白いものであるといっていいかもしれない。

ただ、私は、サッカーは見ない。Jリーグが発足したのは、まだ子供が小さかったころのことになるだろうか。なんとなく、サッカーの新しい試合が始まったなあと思って、テレビを見ていたのを憶えている。その後、たしかにJリーグのことは、報道などで目にはするのだが、特に関心もなく過ぎてしまっている。サッカーのW杯もやっていることは知っているが、どこで開催なのか、どこが勝ったのか、日本はどうだったのか、まったく関心がない。

そのような私の目で見ても、プロのサッカーチームを支える裏側については、とても興味深かった。テレビなどで放送される試合の裏で、あのような人びと、組織が、動いているのかと思うと、面白い。

サポーターということばは知っているのだが、いったい何をどのようにする人びとなのか、まったく知らなかった。なるほど、ああいうことをやっているのかと感心して見ていた。ただ、チームが好き、サッカーが好きというだけではない。そのなかで熱狂的に活動することに意味がある。そして、そのサポーターと、チームの運営側とは密接に連携している。

羊がいて、牛がいて、カブトムシがいるのには、ちょっと驚きである。とにかくサービス精神に溢れている。

これも100カメならではの企画であったと思う。

2023年6月7日記