「アマゾンで10年ぶり出現未知の人々“イゾラド”」2025-01-09

2025年1月9日 當山日出夫

クローズアップ現代 アマゾンで10年ぶり出現未知の人々“イゾラド”

これは録画しておいて、翌日(今日)の朝早くに見た。NHKのイゾラド関係の番組の再放送と合わせて、順番に見ていったことになる。

はっきりいって、ヤマザキマリは余計である。つまらないコメントよりも、現地の映像を映してほしいと思う。

イゾラドの人びとが、以前よりも攻撃的になった。これは、これまでの経緯(それは、推測するしかないのだが)から考えると、しかたないことなのかと思う。イゾラドの人びとにとって、国境も、保護区域も、そんなものは関係なく生きてきたはずである。

これからのあり方としては、緩衝地帯を作って、お互いの存在を認識し合ったうえで、共存する道を探っていくことになるのだろう。無論、違法な伐採業者は排除されなければならない。(「文明」の側から出来ることとしては、伐採をやめて、可能な限り自然環境を保全するぐらいのことしかできないであろう。)

NHKのHPを見ると、担当のディレクタの文章が載っている。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250108/k10014686881000.html

現地の人びとの生き方としては、なんらかの形で、イゾラドの人びととの共存を目指すということである。これが、おそらくは、最も賢明な判断かと思う。

また、これまでに放送したものを見て思うことだが、この地域にすむ「文明」の側の人びと、その生計を支えるのは、観光ということになっている。アマゾンの奥地まで出かけていって、野生生物を観光するのは、たしかに現代の人間のもとめることかもしれないし、それによってしか生計をたてることができなくなっているのが、本来のその地域の先住民の人びとということになる。こういうことについては、私は、なんとなく釈然としないものを感じる。アマゾンの自然はそのまま残し、そこに生きる人びとの生活がどうにかなるような方策はないものか。たとえアマゾンの原流域であっても、電気(太陽光発電)とスマホなしには、生活できないというのが、今の「文明」であることは確かなことであり、ここから後戻りできないことも事実ではあるのだが。

2025年1月9日記

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