『ネット右翼になった父』鈴木大介/講談社現代新書 ― 2023-04-15
2023年4月15日 當山日出夫

鈴木大介.『ネット右翼になった父』(講談社現代新書).講談社.2023
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000374265
面白かった。一気に読んだ。
さて、もし私が死んだ後にネット関係の履歴が残ったとして、残った人たちはどう思うだろうか、とふとそんなことを考えてしまった。今の私のTwitterのタイムラインでは、右翼的発言もあるが、左翼的な発言も同じようにある。私としてはバランスをとっているつもりではいるのだが、傍目に見れば、支離滅裂と言うことになるかもしれない。(そして、私としては、どちらもそんなに信用して見ているわけではない。)
ところで、この本は、家族の物語である。死んだ父親の残したものをどう考えるか、家族の関係を、様々な資料、証言を探しながら再構築していく筋書きになっている。まさに、これは現代の家族の物語であると感じるところがある。
私の読んで感じたこととしては、ネットの閲覧履歴、ブックマークなどから、どれほどその人間の考えていたことが分かるものだろうか、ということがある。それから、いわゆる「ネット右翼」なるものが果たしてどれほど実在するものなのか、考えるところがある。(これは、逆に左翼的な立場についても言えることだろうと思うが。)
亡くなった人間のネット利用履歴から、その人間の人となりを考えてみる、これは、まさに現代的な課題としてあることだと思う。
2023年4月3日記
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000374265
面白かった。一気に読んだ。
さて、もし私が死んだ後にネット関係の履歴が残ったとして、残った人たちはどう思うだろうか、とふとそんなことを考えてしまった。今の私のTwitterのタイムラインでは、右翼的発言もあるが、左翼的な発言も同じようにある。私としてはバランスをとっているつもりではいるのだが、傍目に見れば、支離滅裂と言うことになるかもしれない。(そして、私としては、どちらもそんなに信用して見ているわけではない。)
ところで、この本は、家族の物語である。死んだ父親の残したものをどう考えるか、家族の関係を、様々な資料、証言を探しながら再構築していく筋書きになっている。まさに、これは現代の家族の物語であると感じるところがある。
私の読んで感じたこととしては、ネットの閲覧履歴、ブックマークなどから、どれほどその人間の考えていたことが分かるものだろうか、ということがある。それから、いわゆる「ネット右翼」なるものが果たしてどれほど実在するものなのか、考えるところがある。(これは、逆に左翼的な立場についても言えることだろうと思うが。)
亡くなった人間のネット利用履歴から、その人間の人となりを考えてみる、これは、まさに現代的な課題としてあることだと思う。
2023年4月3日記
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