ドキュメント72時間「札幌 雪道を走る灯油配達車」 ― 2024-03-05
2024年3月5日 當山日出夫
ドキュメント72時間 札幌 雪道を走る灯油配達車
札幌には行ったことはあるが、冬ではなかった。北国の冬の暮らしというもを私は基本的に知らない。(ただ、私の生まれは山陰地方なので、その昔の農山村の暮らしということは、かすかに記憶にある。生まれた家には囲炉裏があった。)
北海道では、灯油をあのようにして配達しているのか、というのがまず思ったことである。団地の上の階までホースを伸ばすの大変である。(マンションとか、エレベータを使うようなところでは無理である。その場合はどうするのだろう。灯油ではなく電気ということになるのだろうか。)
奥さんと子どもを亡くし、釣りが趣味だという男性。九〇を超えて一人で生きている女性。野球の独立リーグの選手。いろいろと面白かった。
なかで私が興味を持ったのは、ウズベキスタンから来た男性。灯油の配達員をしているが、日本には働きに来ている。故郷で家を建てるのが夢だという。日本で働くことに法的に問題はないのだろうが(だからこそテレビに映ることになる)、灯油の配達の仕事ではたして家を建てられるだろうか。日本に夢をいだいて来ている外国からの人は多くいる。それぞれに事情があってのことだろうが、日本での生活、故国での生活がよりよいものであることを願うのみである。
2024年3月2日記
ドキュメント72時間 札幌 雪道を走る灯油配達車
札幌には行ったことはあるが、冬ではなかった。北国の冬の暮らしというもを私は基本的に知らない。(ただ、私の生まれは山陰地方なので、その昔の農山村の暮らしということは、かすかに記憶にある。生まれた家には囲炉裏があった。)
北海道では、灯油をあのようにして配達しているのか、というのがまず思ったことである。団地の上の階までホースを伸ばすの大変である。(マンションとか、エレベータを使うようなところでは無理である。その場合はどうするのだろう。灯油ではなく電気ということになるのだろうか。)
奥さんと子どもを亡くし、釣りが趣味だという男性。九〇を超えて一人で生きている女性。野球の独立リーグの選手。いろいろと面白かった。
なかで私が興味を持ったのは、ウズベキスタンから来た男性。灯油の配達員をしているが、日本には働きに来ている。故郷で家を建てるのが夢だという。日本で働くことに法的に問題はないのだろうが(だからこそテレビに映ることになる)、灯油の配達の仕事ではたして家を建てられるだろうか。日本に夢をいだいて来ている外国からの人は多くいる。それぞれに事情があってのことだろうが、日本での生活、故国での生活がよりよいものであることを願うのみである。
2024年3月2日記
「それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜」 ― 2024-03-05
2024年3月5日 當山日出夫
BSスペシャル それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜
香港のことについては、BSの番組であつかうことが多いかと思う。
報道の自由ということについては、日本はあまり高い評価ではない。それは、当局からの締め付けが、そう露骨な形では現れないという意味では、自由であるともいえる。しかし、その一方で、ジャーナリズムの政権との癒着、あるいは、自主的な規制というべきものが、目に見えないかたちで浸透しているとも言えようか。
ともあれ、香港のようにはっきりと目に見える形での言論弾圧ということは、今のところ日本では、顕著に表面化することにはなっていない。
そういう日本にいて見るということもあるのだが、香港の言論のあり方は、酷くなっている。リンゴ日報をつぶすというような目に見える形での弾圧もある一方で、おそらくは、番組では放送できないようなかたち……社会の水面下での圧力というべきかもしれないが……での、言論弾圧があるのだろう。
HONGKONG IS NOT CHINA……何年か前、ニュースで見た香港でのデモのとき、若者がかかげていた紙にこう書いてあったのを憶えている。
香港を逃れたジャーナリストが活躍の場としているのが台湾であるというのも、興味深い。台湾と中国との関係がどうなるかは未知数であるとして、香港のようにはなりたくないと、かなりの台湾の人びとは思っているのかと思う。
香港の今を伝える番組である。
その一方で、言論の自由、ジャーナリズムのあり方について、考えるところがある。おそらくテレビに映っている部分……強権的な言論弾圧……これは、あえて見せてもいいと政権が判断していることになる。この背後には、人びとのこころのうちをたくみコントロールしようとする様々な働きかけがあるにちがいないと思うのだがどうだろうか。
2024年3月1日記
BSスペシャル それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜
香港のことについては、BSの番組であつかうことが多いかと思う。
報道の自由ということについては、日本はあまり高い評価ではない。それは、当局からの締め付けが、そう露骨な形では現れないという意味では、自由であるともいえる。しかし、その一方で、ジャーナリズムの政権との癒着、あるいは、自主的な規制というべきものが、目に見えないかたちで浸透しているとも言えようか。
ともあれ、香港のようにはっきりと目に見える形での言論弾圧ということは、今のところ日本では、顕著に表面化することにはなっていない。
そういう日本にいて見るということもあるのだが、香港の言論のあり方は、酷くなっている。リンゴ日報をつぶすというような目に見える形での弾圧もある一方で、おそらくは、番組では放送できないようなかたち……社会の水面下での圧力というべきかもしれないが……での、言論弾圧があるのだろう。
HONGKONG IS NOT CHINA……何年か前、ニュースで見た香港でのデモのとき、若者がかかげていた紙にこう書いてあったのを憶えている。
香港を逃れたジャーナリストが活躍の場としているのが台湾であるというのも、興味深い。台湾と中国との関係がどうなるかは未知数であるとして、香港のようにはなりたくないと、かなりの台湾の人びとは思っているのかと思う。
香港の今を伝える番組である。
その一方で、言論の自由、ジャーナリズムのあり方について、考えるところがある。おそらくテレビに映っている部分……強権的な言論弾圧……これは、あえて見せてもいいと政権が判断していることになる。この背後には、人びとのこころのうちをたくみコントロールしようとする様々な働きかけがあるにちがいないと思うのだがどうだろうか。
2024年3月1日記
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