「それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜」 ― 2024-03-05
2024年3月5日 當山日出夫
BSスペシャル それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜
香港のことについては、BSの番組であつかうことが多いかと思う。
報道の自由ということについては、日本はあまり高い評価ではない。それは、当局からの締め付けが、そう露骨な形では現れないという意味では、自由であるともいえる。しかし、その一方で、ジャーナリズムの政権との癒着、あるいは、自主的な規制というべきものが、目に見えないかたちで浸透しているとも言えようか。
ともあれ、香港のようにはっきりと目に見える形での言論弾圧ということは、今のところ日本では、顕著に表面化することにはなっていない。
そういう日本にいて見るということもあるのだが、香港の言論のあり方は、酷くなっている。リンゴ日報をつぶすというような目に見える形での弾圧もある一方で、おそらくは、番組では放送できないようなかたち……社会の水面下での圧力というべきかもしれないが……での、言論弾圧があるのだろう。
HONGKONG IS NOT CHINA……何年か前、ニュースで見た香港でのデモのとき、若者がかかげていた紙にこう書いてあったのを憶えている。
香港を逃れたジャーナリストが活躍の場としているのが台湾であるというのも、興味深い。台湾と中国との関係がどうなるかは未知数であるとして、香港のようにはなりたくないと、かなりの台湾の人びとは思っているのかと思う。
香港の今を伝える番組である。
その一方で、言論の自由、ジャーナリズムのあり方について、考えるところがある。おそらくテレビに映っている部分……強権的な言論弾圧……これは、あえて見せてもいいと政権が判断していることになる。この背後には、人びとのこころのうちをたくみコントロールしようとする様々な働きかけがあるにちがいないと思うのだがどうだろうか。
2024年3月1日記
BSスペシャル それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜
香港のことについては、BSの番組であつかうことが多いかと思う。
報道の自由ということについては、日本はあまり高い評価ではない。それは、当局からの締め付けが、そう露骨な形では現れないという意味では、自由であるともいえる。しかし、その一方で、ジャーナリズムの政権との癒着、あるいは、自主的な規制というべきものが、目に見えないかたちで浸透しているとも言えようか。
ともあれ、香港のようにはっきりと目に見える形での言論弾圧ということは、今のところ日本では、顕著に表面化することにはなっていない。
そういう日本にいて見るということもあるのだが、香港の言論のあり方は、酷くなっている。リンゴ日報をつぶすというような目に見える形での弾圧もある一方で、おそらくは、番組では放送できないようなかたち……社会の水面下での圧力というべきかもしれないが……での、言論弾圧があるのだろう。
HONGKONG IS NOT CHINA……何年か前、ニュースで見た香港でのデモのとき、若者がかかげていた紙にこう書いてあったのを憶えている。
香港を逃れたジャーナリストが活躍の場としているのが台湾であるというのも、興味深い。台湾と中国との関係がどうなるかは未知数であるとして、香港のようにはなりたくないと、かなりの台湾の人びとは思っているのかと思う。
香港の今を伝える番組である。
その一方で、言論の自由、ジャーナリズムのあり方について、考えるところがある。おそらくテレビに映っている部分……強権的な言論弾圧……これは、あえて見せてもいいと政権が判断していることになる。この背後には、人びとのこころのうちをたくみコントロールしようとする様々な働きかけがあるにちがいないと思うのだがどうだろうか。
2024年3月1日記
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