ねほりんぱほりん「社長秘書」2024-11-06

2024年11月6日 當山日出夫

ねほりんぱほりん 社長秘書

これは面白かった。

私は秘書などやとったこともないし、無論、秘書の仕事などしたこともない。なんとなくイメージで知っているだけである。こんなことまでやっているのか、という興味津々であった。

先方の会社のランクを意識して、秘書同士の仁義なき戦いがあるというのは、そんなものかもしれない。六本木ヒルズと銀座SIXのどっちにしますか、というのはリアルである。

相手の名前の表記で、斎藤とか渡辺とかの字のミスをしないようにというのは、同情する。(ちょっと専門的になるが、これが昔の「0208」だけの環境だったらあきらめがつくことでもあったのだが、とにかくユニコードが使えるようになったので、事態はややこしくなる一方だろう。辻とか葛とかの漢字を含んでいる場合は、どうすることになるのだろうか。「0213:04」でいきます、ということで折り合えればいいのかもしれないが。)

食事のときに、ハイボールのウイスキーを少なめでお願いします、というのは、そこまでしなくてもと思うが、酔っ払ってしまえば違いは分からないかもしれない。

多忙な社長の業務をささえるということであるが、実は影で、その企業のないないの事情(社員のゴシップなどをふくめて)に精通している必要があり、その秘書の気遣いのおかげて、その会社の業績がある、というあたりは、あるいは日本の企業ならではのことかもしれない。

旧来の日本の企業と、ベンチャー企業との、社風の違いということも興味深い。秘書にもとめられるものも、違ってくる。

それにしても社長は忙しい。分刻みでスケジュールが決まっている。五分の会議でことを決めるというのは、そのように準備できるスタッフが社内にいてのことにはちがいない。だが、これでは、お腹をこわしてトイレに行っている暇もないだろう、ということは、はっきり言って同情するしかない。我が身をふりかえって、社長にならない人生でよかったと思う。

2024年11月3日記

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