『カムカムエヴリバディ』「1943-1945」2024-12-15

2024年12月15日 當山日出夫

『カムカムエヴリバディ』「1943-1945」

この週で、戦争が終わり、金太が死に、そして、稔の戦死の知らせがとどく。

金太が死んだときの放送は、印象に残っている。この放送が最初にあったとき、たまたま家にいる日だったので、八時からのを見て、そのまま「あさイチ」を見ていた。鈴木奈穂子アナウンサーのことも記憶に残っている。

見るのは二回目になるのだが、金太がひとりでバラックに残って、そこで少年の声がするあたりから、実に計算された脚本になっていることに気づいた。最初見たときは、かなりリアルではあるが、金太の幻想かなと感じさせる作り方と思って見たと憶えているのだが、その幻想のなかの算太の台詞が、細部にわたって考えたものになっている。なかで、安子が生きている、ということを言っていたのだが、それはそのとおりで安子は生きのこっていたことはたしかであるけれど、それを幻想の算太の台詞で言っていることは、後から考えて意味のあることになる。

玉音放送のシーンも印象的であった。アナウンサーが、ラジオを聞いている人に起立をうながし、君が代がながれ、それから昭和天皇の声が聞こえる。このような玉音放送のシーンは、あまり例がないと思う。これまで朝ドラでは、多くの玉音放送の場面を描いてきているのだが、ほとんどはラジオの昭和天皇の声を聞くだけの場面で終わっている。

ただ、いつも思うことなのだが、昭和天皇のことばを音声で聞いただけ、それもかなり雑音が多かっただろうが、これだけで、日本が無条件降伏したことを理解できた人がどれぐらいいただろうか。実際は、昭和天皇の玉音放送が終わってからのアナウンサーの解説とか、新聞とかの報道で、より詳しく具体的に知ったはずだと思う。だが、ドラマとしては、玉音放送でまとめた方が、より印象深いものになることは確かなのだが。

2024年12月14日記

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