フロンティア「気球で挑む 天空の果て」2024-11-29

2024年11月29日 當山日出夫

フロンティア 気球で挑む 天空の果て

番組を最後まで見ると、エンディングのところ名前のあがっていたのが、NASA、SpaceX、Virgin Galactic、という名前。こういうところの名前が出てくるということは、この気球で成層圏まで行くというプロジェクトは、本物で将来性も期待できるということなのかと思うが、どうなのだろうか。(日本のJAXAの名前はなかった。場合によると、防衛省もどこかで関係があるのかもしれないが、まあ、これは名前の出ないようにするにちがいない。)

会社は岩谷技研である。会社のHPを見ると、この気球に関連してかなりの特許を得ている。

番組のなかでは『宇宙からの帰還』(立花隆)の名前は出てきていなかったが、会社のHPには出てきている。この本は出たときに買って読んだ。立花隆の本は、たいていは読んできている。宇宙から地球を見るという経験が、普通の人のとっても手のとどくものになりつつある、これはあるいは、これからの人類のものの考え方を変えるきっかけになるかもしれない。これは、期待をいだきすぎだろうか。

それにしてもヘリウムガスの気球で成層圏まで行ける。高さ二〇キロ以上まで昇れるというのも、おどろきである。このことについて、あまりニュースなどで見た記憶がないのだが、たまたま見損ねたということなのだろうか。

これが、三菱重工のような旧来型の大企業ではなく、若い人のベンチャー企業でやっているということも、これからの時代の流れなのだろう。

昇ることは出来ても、目的のところに降りるのが難しい。ここの課題をクリアできるなら、気球、そして、その関連の技術は、様々な可能性を秘めたビジネスとして成長するかと思う。

2024年11月26日記

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