勉誠出版のメールマガジン2008-11-14

2008/11/14 當山日出夫

勉誠出版が、PDF版でのメールマガジンを出し始めた。

第一号は、

http://www.bensey.co.jp/webpr/001.pdf

メールマガジンの登録は、

http://www.bensey.co.jp/mm.html

いろんな出版社が、それぞれ工夫を凝らしたメールマガジンを出している。個人的な感想を言えば、一番気にいっているのは、みすず書房。とにかく、シンプル、である。この会社の本の表紙のように。また、新刊案内だけではなく、在庫のある関連書籍を、適当に載せてあるのも良い。新刊・在庫のある本、これらが、多すぎると、ざっと読むどころか、完全に流してしまう。ほどほど分量が難しい。

で、勉誠出版のMMは、PDFで作ってある。MMには、それへのリンクが、記してある。必要だと思えば、ダウンロードして保存できる。

第一号についての感想を述べれば、掲載の文章と、書籍の紹介が、うまくレイアウトされている。基本は、種々のエッセイ。それに関連して、出版社の本が、邪魔にならないようにレイアウトしてある。あくまでも、読み物としての編集方針が、巧くいっている。

今回の号で、特に私が興味をもったのは、

鳥の博物誌(一) 小林祥治郎さん ※いまはあまり時間がとれないが、バードウォッチングが好きなので、鳥については、いくぶんの関心がある。

山田孝雄先生の思い出 吉田金彦さん ※「孝雄」は「よしお」と読みます。「たかお」ではありません。そのご子息が「忠雄」つまり山田忠雄先生で、私の「国語学」の先生です。

よくある例、あるお店の商品紹介のメールマガジン。長いけれど、最後まで、スクロールすると、「最後までお読みいただきありがとうございます」とあったりする。こんなこと書く暇があったら、読みたくなるようなメールマガジンを作れ、といいたくなる。

日本文学関係では、笠間書院・武蔵野書院・汲古書院、などの出版社が、冊子体の出版目録、兼、エッセイ集、といえるものを出している。勉誠出版のは、そのデジタル版として、価値がある。冊子体の本は、場所をとるし、整理が難しい。これなら、ハードディスクに、一つフォルダを作って、順次、保存していけばよい。

デジタル版と、紙の本と、うまく棲み分ける工夫をしなければ、共倒れにならないともかぎらない。今後の展開に期待したい。

當山日出夫(とうやまひでお)

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