映像の世紀バタフライエフェクト「巨大工事 世界はどうつながってきたのか」2023-11-05

2023年11月5日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト 巨大工事 世界はどうつながってきたのか

個々のエピソードは、どれも興味深いものなのだが、番組全体として何を語りたいのか、今一つはっきりしなかった。シベリア鉄道だけ、あるいは、パナマ運河だけ、ということで絞った方がよかったかもしれない。英仏海峡トンネルでもいい。

ともあれ、番組でとりあげていた巨大な工事が、その時々の、国家の政治、経済、軍事と強く結びついていることは、重要なことである。この意味では、ロシアが現在も建設しているバム鉄道や、アフリカで中国企業が建設した鉄道など、特に大きな意味があるかと思う。

英仏海峡トンネルを使って、大量の不法移民が大陸からイギリスに押し寄せてきていたということは、日本の報道では見た記憶がない。また、トンネル建設に対して、強い反対意見が昔からあったということも、報道されていなかったと思う。(たまたま、私が目にしなかったということなのかとも思うが。)

番組の意図とはあまり関係ないかもしれないが、記憶にあるところでは、東日本大震災の時のインターネットがある。二〇一一年三月一一日、確かにインターネットはつながった。このとき、Twitterはすでに使っていた。様々な情報がTwitter上に拡散していたのを記憶している。しかし、この時点では、まだスマーフォンは普及の前だったので、リアルタイムで災害の映像がインターネット上に流れるということはなかったと記憶する。災害の映像を伝えていたのは、もっぱらテレビだった。

また、この時、数日後に東京に行く予定が入っていたのだが、取りやめになった。予約しておいたホテルをキャンセルするのに、連絡手段としてつながったのは、電子マールだけだった。それも、普段よりはつながりにくかったと思うのだが、それでもどうにかつながった。

なるほど、軍事目的で、どのような障害があったとしても、なんとかつながるようにということで、インターネットが作られたというのは、こういうことなのかと思ったことを憶えている。

2023年11月1日記

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